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40. 「10年日記」で授業記録

明けましておめでとうございます。
2025年が始まりましたね。
私は、フリーランスの日本語教師として働き始めてから丸3年が経ちました。おかげさまでクライエントにも恵まれ、大学で非常勤講師をしていた頃には考えられないほど、適度な忙しさと充実感に包まれた日々を送っています。

さて、今回は私が新たに導入した「授業記録」の方法について書いてみたいと思います。

私の日本語レッスンは、クライエント一人ひとりに合わせたフルオーダーメイドです。当然、教案作成は必須ですが、実はこれまでその管理方法にはあまり気を配っていませんでした。レッスン準備の際にメモ紙に書き散らかして、レッスン後にはいつも丸めて捨てていたのです。

ところが。
寄る年波には勝てませんね。過去のレッスン内容を思い出すのがつらくなってきました。同じクライエントに同じ内容の授業をしてしまうわけにはいきません。また、レッスン内でクライエントが話してくれたエピソードやレッスン内で気づいた点は、将来のレッスンで教材として活用できる貴重な情報です。それを記録せずに捨ててしまうのは、もったいない。

そんな昨年末、蔦屋書店で「10年日記」という商品を見かけました。その名の通り1冊で10年間の日記を記録できる日記帳です。
ピンときました。
普通であれば「10年日記」は「10年間使い続けるもの」ですが、授業記録ノートとして1冊を1年間使えると思ったのです。
ただ、蔦屋書店にあった日記帳のページデザインは私のイメージには少し合わなかったので、帰宅後にAmazonで探しまくりました。そして見つけたのが、William Morrisの「Ten Year Diary」 です。この日記帳は各ページに日付が印刷されており、その下に10個の枠が印刷されています。

使い方はとてもシンプルです。

まず、レッスンの日のページを開きます。1月7日のレッスンのことなら1月7日のページを開きます。

次にページ内の各枠に生徒さんの名前をレッスンする順に記入し、予定している教案を書き込みます。レッスン後は今後の予定や進捗、生徒さんとの会話や気づいた点などを簡潔に記録します。
空いた枠には、レッスン以外の細かい用事も書き込みます。
「夕食:麻婆茄子、茄子を買う」とか、「14:00 ジムに行く」とか。

使い始めて気づいたのですが、この日記帳、1枠のスペースが適度に限られているため、必要なことだけを簡潔に書けます。内容に応じて1人分に2枠使うこともあります。

要はこれ、To Doリストのハードカバー版なわけですね。日記帳を開けば、その日にしなければならないこと、またはしたことが一目でわかる。しかもこの日記帳、10年という年月に耐えられるように作られたハードカバー仕様なので、傷みにくく、本棚に綺麗に収まります。

もちろん、これデジタルでできることなんです。でもね、パソコンをあっちこっちクリックしてる時間があったら、本棚から日記帳を取り出した方がこの場合は早いのです。スマホアプリだと、画面小さいし。

レッスンの質を高めるために記録を工夫するー小さな工夫ですが、今年もさらに充実した日本語レッスンを目指していこうと思っています。

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