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推し

俺のはなしぃを聞けえー〰︎♪の
フレーズが唯一の認知度であろう
我が『推し』のクレイジーケンバンド。

タイガーアンドドラゴンと言う
ドラマでの主題歌、タイトルもまんま。

平均年齢がアラカンではないか?と
大体の世間人は思うだろう。
11人中、若い方は2人しかいない。

私より年上の推しから言わせりゃ
イケオジならぬイケオジイ
頼むから逝けお爺などとは変換しないでね。

2年間から3年間の月日で何となく
次第と上記の曲に洗脳されファンになる。

初めての出会いは豊橋のトークショーだった。
初対面、普通の芸能人ではなかったし
(怖そう、な風貌がある)
一般人であの方と出会えていたとしても
目を合わせられないだろう。

100人ほどの小ホールは満員御礼。
剣さま登場、トークは普通に楽しかった。

が、

何気に可愛らしいミニキーボードで
小噺の扇子のように音を出す。
百歩譲って、あるあると言い聞かせていたが
締めは横浜中華街の曲、
文字で曲を表現すると中華と言えば
流れるあれ。
「レレレレ、ドッドッ、レッレッファー♪
レレレレ、ドッドッ、レー」
わかるかなあ?わかった貴方は素晴らしい!
腰くだけで笑うしかありませんでした。

なんか今でこそ漫談な感じを
理解しちゃうが、
初めて綾小路きみまろの漫談聴き
開いた口が塞がらない的衝撃を受ける、
面喰らっちゃうような第一印象だったな。

そして
出しているアルバム全てが聴きたくなった。
レンタル←そこはレンタル笑して
総ざらえ借りまくりCDに焼き
聴けるだけ聴きまくる。
ツイスト?バラード?ロック?
掴みづらい70年代と現代が融合したような
不思議過ぎな曲だった。笑えたりもした。
歌詞に意味はあるしバランスも崩さない。
曲にしても当たり前だが
Aメロ→Bメロ→サビ…の法則は守っていたし
変調、転拍子などクチャでもなかった。

たまーに今で言うコンプライアンスギリギリな
「おいおい!危ないぞー」な曲もある。

剣さまはなんと!譜面が読めないらしい。

曲作りはもっぱらドライブ中、どうも
空から歌詞が降ってくるらしい笑
剣さんらしいかも笑。

剣さまが鼻歌で
女房役の同メンバー、ギターマン小野瀬雅生さんに
イメージを伝え曲と歌詞を剣さんが作ってしまう!
とても特殊なアーティストかもしれない。
奇才?天才?珍才?と推しなのに深読みしちゃうわ。

話しだすと漫談調でライブを沸かせてくださる。
くどくなく考えなく自然体だ。
それが私には心地よい。

あの技は本人も意識していないだろうし
意識したら話さない人だと思うと
ますます羨ましく、引き込まれてしまう。
人間的に天性のアタマの回転力をお持ちなのかも
しれない。

渋くバーボン片手にタバコを、とは真逆の
お酒飲めない、タバコ吸わないスイーツ好き。
ギャップ萌え。

ィいいーねったら、イーネッ!

お決まりのイイネはSNS以前からやって
いるから、イイネ!のパイオニアでもある。

60過ぎても毎年全国ツアーやってくれる。
年1で会いにいけるイケオジイグループ。

悩んだ時、困った時
剣さまの歌詞にどれだけ救われたか。
悩みが吹っ飛ぶ、気が楽になる歌詞。
元気しかない奇天烈だが
はしゃいでしまうサウンド。

子育て中は、あおはるな中学生の
息子の前で同じ曲をカラオケリピートしまくりました。
歌詞が息子に被っていた感だったらしく
「何だよ、これ💢」と言いながらも
真剣に聴いていてくれた事が思い出深いな。

今でも骨ごと沼に浸っております。

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