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※驚愕 艱難辛苦を乗り越えてロシア人バレリーナと結婚した話 念願の来日からの失敗談

こうして艱難辛苦を乗り越えて無事に妻を来日させた私であった。初めて成田空港で会ったときの感動は忘れられない、これまでどれだけ近くに感じて会いたくてたまらなかった相手とようやく出会えたからだ。それが結婚相手だと思うとなおさら奇妙ではあるが….
入国時にもコロナの規制は残っていたが私はそれらを全て乗り越えた。入国時に求められるアプリを中国で妻がインストール出来なかったので、私が日本で買ったスマホをロシア語で設定し、アプリのインストールに設定を行ってから中国に郵送したりもした。必要な書類はすべて私が内容を入力したり見本を作成して、妻に送っておいたので妻は全く悩むことなく日本にペットのチワワと共に入国できたという。
収まらぬ感動に身を浸しつつ、私は今後のことを考えた。目下必要になるのは妻の日本語学習であると私は考えていた(今もだが)
当然ながら私と日本で結婚して暮らすからにはロシアにも中国にも帰る予定はない。
日本で暮らし、妻の素晴らしい能力を発揮するには日本語能力が必要であると私は感じていた。非常に申し訳ないのだが、和歌山のような田舎では日本語しか通じない相手ばかりなのだ…
と言いつつ私は楽観視していた。妻は中国語に堪能であり漢字という他のヨーロッパ人が躓くハンデがない、更に言えば中国語を大学で学びそれを用いて中国で働けるほどの知能を持っているのだ。
私は心配することなく、和歌山の日本語学校を訪れ、妻の入学の手続きをした。
しかし、これが大きな失敗だったのだ。
日本語学校の環境は非常に過酷であり、私達の実生活に悪影響を与え始めた。
日本語でしか説明をされないので、わからないところの説明を求めて説明されても全く理解できない。そのくせに凄い詰め込み教育でどんどんと授業が進み全く理解できない範囲のみが増えていく、授業時間を一方的に指定されてしまい、1日の大半を拘束されて他の用事が出来ない、宿題も膨大な量が出されるので、帰ってからもそれに追われてしまいⅠ日が終わってしまう、ボランティアといって全くの素人の年寄ばかりが出てくるが何言ってるのかわからず時間を無駄にしている…..
総じて高い金を支払ったにも関わらず、私達が求めていたような妻の日本語能力を根本から上げるようなカリキュラムではなく、兎に角学校の都合に沿った強引な詰め込み教育を強要されてしまい、教える能力も低い….その結果全く身につかないのだ。
これについてはまた別に述べるが私の妻であり配偶者ビザを持つ妻は日本語学校を辞めるという選択を取ることが出来た、しかし他の留学生達は違う。所得が日本より低い国で必死に貯めたお金で来日し生活資金などは、この環境にプラスして自分で働いてる稼がなければならない、その上に留学ビザは日本語学校に握られているので、辞めるという選択肢も取れず様々な指示に従わされる….それなのに受けられる支援は少なく、詰め込み教育、不十分な解説に素人を使った授業…..
少なくとも日本に夢と憧れを持って来日した外国人が日本を嫌いになるには十分な環境が日本語学校にはあるのではないかと、私は感じた。
というか学校どころか下手したら保育園よりも小さな敷地しかない粗末な団体が学校を名乗り、日本語という日本でしか使えない国先的に見れば非常に価値の低い言語を大金を受け取りよりにもよって外国から人を集めていることに私は違和感を感じている。

そんなわけで私たちは日本語学校を早々に辞めて、友人からの紹介で千葉大学卒のエリートロシア人女性で、ロシア人への日本語指導の実績が豊富な人物に日本語を教えてもらうことになった。……彼女のもとにも他の日本語学校に通っているロシア人留学生が授業が劣悪で理解できないので教えてほしいと頼んでいるそうである…
彼女の指導はとても素晴らしく妻の日本語能力は瞬く間に向上した。
私は日本語学校に2ヶ月での退学と途中収めた半年分の学費のうち4ヶ月分を返金することを求めた。
しかし、日本語学校は規則により三ヶ月分しか返金できないという….散々だった、仮にも国がビザを出しているのだからと、日本語学校に対して過度な期待をして妻を入学させて、私は大金を無駄にしてしまったのだ。
そのロシア人女性の指導は遥かに安い金額と短い時間で大きく妻の日本語能力を向上させた。
この差は忘れてはならない大失敗であるし、何なら留学や日本語ビジネスに関わる全ての人間が知るべき結果である。
外国人が日本語で日本語を説明されてもわからない、母国語で親切丁寧に日本語を指導することが一番の言語学習の近道であると思っている。
ロシア人の先生に日本語でロシア語を親切丁寧に教えてもらい試験に合格した身としてはそう思えてならないのだ….

かくゆう失敗をしつつも私達は日本での生活を続けていく。

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