人的資源の競争力に関する国際調査報告(2023年版)がINSEADより公表されました
ビジネススクールのINSEADが公表している世界人材競争力指数(GTCI)
2023年度の報告で日本は134ヶ国中26位、アジアの中ではオーストラリアやニュージーランド、韓国などに次ぐ5位
同指数は主にインプットとアウトプットに大別されている
インプット
◎政府による規制や市場、労働環境といった「環境要因」=ENABLE
◎マイノリティー(少数派の人たち)やジェンダー(性差)などを含む「人材に対する魅力度」=ATTRACT
◎教育体制や成長分野への機会を測る「人材開発」=GROW
◎「人材の維持」=RETAIN
アウトプット
◎「基礎・職業専門スキル」=VT SKILLS
◎「グローバルな知識スキル」=GK SKILLS
=計6つの主要指標に基づく
〜振り返り〜
日本は人材育成のための環境が整備されている(ENABLE9位)
スキル格差が他国と比べて顕著、MID-SKILLS=中級スキルで上位にあるのにも関わらず、基礎・職業専門スキル=VT SKILLSが低位に留まっている
周辺国との比較では、韓国に順位を越された
日本には優秀な人材や環境が揃っているのにそれらを使いきれていない現状がある
人的資本経営やリスキリングがテーマとなっているが、まずは現状分析が必要だと感じる
少なくとも現状では世界から人材育成の環境整備について評価が得られている
良い環境がある中で各々がどの成長分野に資源を投入するべきなのか
会社として人材に関して排他的な戦略を取っていないか
など考えなければならない時代になってきている
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