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読書#8「バビロンの大富豪」著:ジョージ・S・クレイソン
どんな本?
現代における「富の支配法則」とは、バビロンの市街に裕福な人々がひしめいていた数千年の法則と、少しも変わるものではない。
金の話である。それ以外の何ものでもない。
書かれたのは1926年で、私が読んだのは翻訳されたものだ。それ以来、読み継がれているロングセラー。実際、読者も聞いたことがあるのではないだろうか。こんなベストセラーを今さら紹介も何もないが、私は今回初めて読んだので、とりあえず読書録に並べて置く。
舞台は遥か昔のバビロン。富豪になりたい人が、アルカドという大富豪の教えを受けるという形から話は始まる。
特徴としては、最近の啓発本とは違って物語形式で書かれていることだ。普通にカギカッコで台詞が並んでいて、アルカド達大富豪の体験記のような形で語られる。
舞台は、数千年昔、書かれたのは100年前だというのに、そこに書かれている内容は現代に通じている。お金の原理原則が未だに変わっていないことに驚く。一方で、この基本をおさえられれば大富豪への道が開けるのではないかと期待もよぎる。そんな一冊。
気づき
幸運に対する考え方
「幸運の女神」は行動する人間にしか微笑まない
このセリフどこかで聞いたなと思ったのだけど、ふと思い出した。マンガ「ブルーロック」だ。お勧めのサッカーマンガであるが、その中で、監督の絵心が運のカラクリについての解説で語っている。
その機会(運)が落ちてくる場所を見極めて待つ、そんな嗅覚を待つ人間にしか”運”の女神は微笑まない
リスペクトというよりオマージュだろう。「バビロンの大富豪」は100年も前に書かれた本だ。多くの人に読まれ、影響を与えているだろうから、こうして、いろんなところで断片を見ているんだろう。
すごいわかりやすく言うと、宝くじも買わないと当たらないということ。一億円誰かくれないかなぁ、と思っていても一億円は手に入らない。その可能性をとにかく1%でもあげる努力をすること。何も行動しない0%太郎には幸運は降ってこない。
いつ幸運が舞い込んできてもいいように準備をしよう。
貯金しよう
将来の資産と家族の財産を築くため、最低でも収入の十分の一を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう。
これは作中に登場する”五つの黄金法則”の一つ目である。というより、この本の中で書かれている内容を集約している。
つまり、貯金して、余剰資金で投資して、お金を増やす。富豪になるための方法として、この本は単純にこのステップを述べている。
投資って言ってもな。。。
と思ったりするけれど、最近は積み立てNISAとか個人投資も簡単にできるようになっている。フィンテック様々だ。バビロンの大富豪の教えを実践する道具は揃っている。あとは実行するだけだ。
ただ投資は自己責任ですよ。
今さら読むべき?
読んでもいい。
私の評価としては、そう言うにとどめる。理由としては、ベストセラーがゆえに、他のいろんなところでエッセンスが紹介されているから。
https://www.youtube.com/watch?v=34qLgA-9oiU
リベ大の記事がよくまとめられていると思う。あっちゃんの方は好きな人は好きかな。好みがわかれそう。
個人的にはマンガがおもしろそうだから読んでみたいけど未読。
原作は、最初にも述べたが物語形式であるため、エッセンスをさっと読みたいという要望には対応していない。中身だけ知りたければ、上記の記事を読んだ方がよい。
ただ、まとめ記事はまとめ記事だ。原作から拾いきれなかった気づきもあるだろう。私もそれを求めて読んだ。まぁ、それで新しい発見があったかといわれると微妙だが。