ヒーローものに求める戦闘へのスタイル
フィクション内での正義の味方は大抵が地球を守るもの。
でも私はこのスタイルに対して昔から納得がいかない。
だってヒーローが守ってるのは地球ではなく人じゃないか!
正義の味方だからと思い上がるな!
地球=人じゃないんだぞ!!
人が滅んでも地球そのものは無くならないぞ!
仮に我々が何かの理由で滅んでしまったとして、管理する人間がいなくなり荒廃してしまった人間社会の中にライオンや植物たちが入って来てそこでは野生の動物のライフサークルが出来たとしても、人間の作り出した建造物が腐敗して崩れ落ちない限りは以前と何ら変わりのないものと思われる。
人間を守るのか?それとも地球を守るのか?それをごっちゃにする物は頂けない。
ただし、その"両方を助ける"のなら話は別だ。
その両方を助ける者こそ真のヒーローキャラなのかも知れないが、未だにそんなヒーローを私は見た事がない。
ウルトラマンにしても時に人を優先するか、地球/光の国などの星を優先するかの苦渋の決断を強いられる場面も多く、それ故に地球人と一体化したウルトラ戦士の場合は基本的には同じ地球人類を守るのが使命ではあるものの、自分たちの住む地球を汚す環境汚染という概念を作り出した人類に心の中では苦心の極みではないのかと思われるが、本題と逸れるので割愛。
両方を助けると断言してくれる、そんなヒーローは好きだが、子供の頃に夢は貰って来たが今度は私が夢を与える番だ!!……と胸を張って言える日はそうそう来たりはしない(泣)