五感を有効に使えてますか？

五感とはここでは
「美しい」「これは何だ」「素敵だな」「こうなんじゃないのか」「自分はこう感じた」
と言う己の感性の事を指します｡

特定の事柄､相手､対象に目を向けられているかという事が第一と言えましょう｡

何も私は街行く人々の姿を一々見ろと言っている訳ではなく､忙しいと感じた時に限って立ち止まり「今自分の近くで何が起きているのか、何が流れているか、何が描かれているのか、誰が何を話していたのか」を客観的に受け取ると言う事を日々考えて欲しいと言っているのです。

目は飾りでは無く、美しいと感じる物を見るために確認するために感じるためについているのです。
人の感性とは当てにはならない事が多く、世間で人気と言われている事であっても今という瞬間だけでは人気であって、数日数ヶ月数年後…と言った後の時代でも今の文化文明が続いていられるという保証はありませんし、かと言って今人気の無くても「黎明期」ならば土台を今の時点で作っている最中なので作業する手を止めなければ万人とはいかずとも誰かの心を突き動かせる動力源の作品を生み出せると私は思うのです。

皆に流されて「これには価値が無い」「これは皆見ていないという事はこれには素敵な点は無いのだろう」などの日頃頭を使っていない様な人の感想に良く似た言葉が街中に溢れかえっているその現状はまさに愚か者のしている事。
前回、悪魔には芸術作品の価値や自身では作れないと言う事を話しましたが現代の人達に共通しているのは「芸術を見ずして腕を見ると言う」事なのです。

つまりこれは、「この人はプロフェッショナルな方だから絵が上手いんだ〜🤪」とか、「SNSで人気だから私もこの人気者の絵は素晴らしいと思います(便乗)」なんて考えちゃったりするって事。

その人の腕、技量ばかりに目がいきその人の内側にある「独自の美の意識」を見ることもせずに信憑性も無い様な他人の書いた口コミばかりを常に信用したりする事は「愚か者」のする事だと……思うのですが､まあそもそも愚か者は他人の話を最後まで聞く事も有りませんでしょうから可哀想な人達だと笑いながら私は今もこの瞬間に新しい作品を産み出す事にすると致します。