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はじめての、その先へ #44 石垣島の大⭐︎ぶつ市に出品する

今年の年の瀬も、石垣市役所で大ぶつ市という無料のリサイクルマーケットが開かれるというので、初めて参加してみた。昨年から一日一捨など、断捨離を試みてきたが、捨てずにリユースというのが魅力的だ。

大ぶつ市は基本的に、誰でも不用品を持ち寄り、来た人は気に入った物を無料で持ち帰るというしくみになっている。事前登録や参加料もなく、時間内に売れ残った物は出品者が責任を持って持ち帰る。

2年前に大ぶつ市について新聞記事で知ってから、ずっと興味を持っていたイベントだが、なかなか参加する機会がなく、今年こそは家の不要品をまとめて出そうと一年前から考えていたのだ。

今回出した物は、主に私の着ない服、使う機会のない香水、バッグ、小物など。気に入ってはいたのだが石垣島での生活では出番がなかったものたちだ。果たして、島の人々からこれらが必要とされるだろうか?半信半疑だがとりあえず袋につめて会場に向かう。

10時開場に少し早めに到着したが、既に大きなビニールシートを敷いて店開き?を始めている人々の姿があった。受付で連絡先を記入し、いざ私も出品物を広げる。

10時を過ぎて、出品者も増えつつ、お宝ハントに来たお客様も続々とご来場。周りを見まわすと、子供服やおもちゃが多く、本や食器を出す人も。鍋や竹刀などもあり、まさに何でもありの活気あふれる会場になった。

会場には、ボランティアでお茶のサーバーを設置してくれるマイボトルを推進する団体や、サンゴ礁の白化についての紹介パネル展示などもあった。アップサイクルのクリスマスツリーも飾られていて、環境保護を楽しく考える機会が自然な形で提供されている。

無料でお茶のサービスも。マイボトル持参!

会場をゆっくり周り、小一時間が経過。私の出品物はまずまずの売れ行きだが、やはり服はなかなかはけない。古過ぎが原因か、サイズがSだからか。。

残り時間30分を切り、徐々に撤収する人も出てきた。いつ片付けようかと迷っていると知り合いに出会い、世間話をしている間に終了時間に。2時間で出品したものの半分以上は貰い手がつき、一袋分の残りを持ち帰った。初めての参加にしては?上出来と自分を褒める。

自分で使う機会がなかったが捨てられなかった物たちを、他の誰かがホクホク顔で持っていってくれるのを見るのは嬉しい経験だった。もらう側とあげる側がお互い、ありがとうと言いあっているのも印象的だった。

我が家の断捨離については、今回出しそびれた物が後から見つかるなど、まだ道半ばだ。今後も不要品が出てきそうなので、来年も大ぶつ市に参加したいと今から思っている。

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