歴史の勉強は嫌い
小中高と誰もが経験する勉強の難しさ。
それは私にとって理解するのが難しいというより、暗記や物事の因果関係を理解しにくい授業が難しい。
とくに社会科。歴史がそれである。
何年になにが起きて誰がどうなった。これを暗記すればテストは解ける。数学においてもそのロジックさえ理解できればテストは解ける。
授業では、教科書を多少噛み砕いてみたり、補足の説明があるだけ。
私は歴史の授業はこんなものかと思っていた。
しかし、百田尚樹氏の『日本国紀』は私に歴史の面白さを教えてくれた。
どんな繋がりがあってこの出来事が生まれたとか、誰と誰が努力してこうなったとか、いかに人間が紡いできた歴史かを再認識しせてくれる。
そもそも歴史の授業ではあまり登場人物の人間的部分に触れない。なぜか機械人間が機械的にこれをこうしてこうなりました。みたいな。
これでは本当に年号と固有名詞を記憶するゲームだ。
こんなことに頭の容量を使いたくない私はめっぽう歴史が苦手だった。
この本は本当に楽しく歴史を学ぶことができる。おすすめだ。