ライターズブロックを考える・3
(承前)ライターズブロックの要因はいろいろありそうだけど、その1つに、“義務感”とか“責任感”はありそうだなぁ、と。
① 趣味で書いている状態(ひとり)
② 趣味で書いている状態(他人の目あり)
③ 商業で書いている状態
僕の場合、③でしか起こっていないのだが、{①、②}と③でちがうのは、関係者がいることなんだよな。
①と②ではだれにも迷惑をかけないんだけど、③では自分がトチるとまわりに影響がある。
仕事としてあたりまえに、他者に迷惑かけたくない、とか、めんどうに思われたくない、という気持ちがある。
(こういうnoteを書いているのが一番めんどうだということは脇に置く…)
それ自体は必要なことだと思ってるんだけど……その気持ちがへんに強まっていってしまうと、ステータス異常になっていることが多い気がする。
たぶん、自分の作劇のなかに、『ロジックで支えてる部分』と『パッションで支えてる部分』が両方均等くらいにある。
義務感や責任感が強くなりすぎると、後者の部分が置き去りになっていっちゃって……1柱だけじゃお話を支えきれなくなるんだと思う。
「あれ? これぜんぜん成り立たないぞ…。どうやって書けばいいんだっけ…?」
って、ハマっていっちゃって。
そんな重く捉えないようにすりゃーいいじゃん!
……なんだけど、性格ってそうそうかんたんには変えられないもんで。
こういう胆力は、自分は弱いなーと思う。
それでもうまくいくときはもちろんあるから、「どういうときはうまくいって、どういうときはうまくいかなくなるんだ?」って考えると……それは義務感とか責任感を忘れられるくらい、自分が集中しているときだ。
つまりシンプルに、
「書きたい」>>「書かなきゃ」
だとすんなり書けるけど、
「書かなきゃ」>>「書きたい」
になっていくと、ずっこける気がしている。
商業では、自然にしてるとどうしても、書かなきゃ、が強まっていっちゃうところはあって。(続く)