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台北 カフェ巡り

スペシャルティコーヒーの祭典、SCAJが10月9日〜12日に東京ビッグサイトにて開催されました。
そこで訪れた台灣コーヒーブースに「台灣珈琲サブスクリプション」のチラシが。
そのチラシには【台灣焙煎界之匠】として6人の焙煎士とカフェが紹介されていました。
この人たちに会いたい!そして彼らのコーヒーを飲みたい!
と思い、大好きな台北に1泊2日で行ってきました!!
短い時間だったので6箇所全部には行けませんでしたが、行ってみたかったモロッコ発のカフェも含め、4箇所のカフェに立ち寄りました。
(2日間ずっとコーヒー飲んでた。)

台灣珈琲推進企画さんのチラシ

dAVinci Coffee 達文西珈琲 (大安区温州街)

街角におしゃれなカフェが

台北に到着してまず訪問したのはdAVinci Coffee(達文西珈琲)さん。
こちらの焙煎士の蔡さんは、台灣のCOE(豆の品評会)用の豆を焼いている人。
本人はドイツに行っていてお会いできなかったけど、弟さんが私達を歓迎してくれて、色々お話しました。

台灣のカフェ事情、台湾産の豆について、海外との取り組みについて…などなど。
お話しながら、インドネシア産コーヒーを淹れてくれました☕
ん〜、おいしい!
浅煎りで香りが強く、個性を感じられるコーヒーでした。
(お話に夢中になり、店内やコーヒーの写真を全然撮っていません💦残念。)

今年の台灣CEOチャンピオンの豆も置いてあったので、まあまあ高価でしたが購入しました。(数キロしかないロットらしいのですが、焙煎を担当していたご縁で少量だけ販売していたそうです。)

とても素敵なパッケージ

日本に帰ってきて淹れてみると、お茶のような優しい香りを感じられるコーヒーで私は好きです。
台灣コーヒーのレベルの高さが感じられる豆でした。

Aura微光珈琲

dAvinci Coffeeのほど近くの住宅街の中に、Aura微光珈琲があります。

おしゃれでいい雰囲気

こちらの焙煎士 余さんとはコンタクトが取れず会えなかったのですが、美味しいコーヒーいただきました。
こちらのカフェはコーヒーを擬人化したり、コーヒーを風景化して表現しており、メニューも美しく選ぶのがとても楽しかった。
カフェの入口にはコーヒーの味や香りをイラストのような地図のようなもので表したパネルもあり、芸術とコーヒーの関わりを感じられるカフェでした。

メニューの一部。HPより。
芸術との関連性を感じられました

Gaze Cafe(凝視・珈琲)

こちらのお店は、台北に行くと必ずお参りに行く龍山寺の近くにあります。
眼鏡屋さんとカフェが一緒になった店内。
焙煎士の楊さんとお話できました。
台灣はまだまだ昔から好まれている深煎りの珈琲が主流で浅煎りのスペシャリティはマイナーであることや、エチオピアやガテマラの豆が人気でインドネシアは知名度が低いことを教えてくれました。

こちらのお店でもおしゃべりが楽しくて店内の写真などを撮り忘れており、後から見返して悲しい💧
HPの写真を貼っておきます。

青が印象的な素敵なお店でした

台灣もカフェがどんどん増えていて、コーヒーの楽しみ方も広がっている様子。
日本のカフェにも興味があるとのことでした。
そして、近所の美味しい肉圓のお店も教えてもらいました。行ってみたら、ほんとに好吃!!!ありがとう〜!!

COFFEE FLAIR

4店舗目はCOFFEE FLAIR。雙城街にあるお店ですが、焙煎士が東門の店舗「SODA by COFFEE FLAIR」にいらっしゃるとのことで、そちらにおじゃましました。

ガラス張りできれいなお店でした

焙煎士の王さんと、日本に留学経験のあるスタッフさんが待っていてくれました。
日本語でやり取りできてすごく楽で、お気遣いが嬉しかった〜。
王さんとも台灣と日本のコーヒー事情について情報交換をして、コーヒーもいただきました。

本当は右端のガラスの瓶にコーヒーが入ってきます

面白かったのが、2種類の器で飲む経験です。
ガラスの器で飲むと香りや味がダイレクトに感じられ、丸い焼物の器で飲むと全体がまろやかに丸く感じられます。
器の違いでこんなに違うなんて⋯!!!
台灣のお茶文化にも通じる飲み方でした。

BACHA COFFEE

台灣のカフェではありませんが、ずっと注目していたお店にも行ってきました。
モロッコ発祥のBACHA COFFEE。シンガポールTWGの姉妹ブランドで、きらびやかで美しいパッケージと、品質の高いコーヒー、たくさんのフレーバーコーヒーが素晴らしいカフェです。
「コーヒー界のエルメス」と呼んでいる人もいるほど。(お値段もエルメスですから!)残念ながら日本には店舗がなく、近くではソウル、香港、台北に店舗があります。

パッケージが本当に美しい

シンガポールや香港、ソウルなどの店舗は路面店で、「アフタヌーンコーヒー」という食事も入ったコースメニューが楽しめるのですが、台北はデパートの一角に店舗があるため簡単なカフェメニューしかありません。

それでもクロワッサンやケーキが並ぶケースは魅力的。
カウンターのカフェスペースでコーヒーをいただくことにしましたが、種類が多くて迷う〜💦
でも、スタッフさんはじっくり丁寧にお話を聞いてくれて、おすすめを教えてくれました。

コーヒーがポットで出てきてびっくり!

コーヒー、スイーツともに良いお値段するのですが、スタッフの接客も気持ちいいし、コーヒーはポットででてくるし、何時間でもゆっくりできちゃう「お値段以上」のカフェでした。
フレーバーコーヒーもわざとらしくなく、爽やかな香りが印象的。

日本にもできないかな〜。
でも、できたら毎日長蛇の列だろうな〜。
それなら、次はソウルやシンガポールに行ってみたいな〜。

台灣のコーヒーパーソンも素敵だった♥

1泊2日の短時間滞在の中で、たくさんのカフェを訪れました。
たくさんの美味しいコーヒーをありがとうございました。
どこもこだわりがあって、コーヒーが大好きな人ばかり。
やっぱりコーヒーパーソンは親切だった。

台灣のコーヒー事情は、日本によく似ているかもしれません。
(セカンドウエーブからなかなかサードウエーブ、フォースウエーブに移行しない。昔ながらの深煎りコーヒーが好まれる。やっぱりエチオピアやガテマラなどの評価が高い。スペシャリティコーヒーは少しずつ市民権を得ている…。)

台灣はコーヒーの生産にも力を入れており、これからもっともっと高い評価を得る豆を作る地域になる予感もあります。
日本とは地理的にも心の距離も近い台灣ですから、これからも「コーヒー」というテーマで関わっていけたらいいな、と思っています。

また近いうちに行こ〜うっと。

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