自信と能力は比例しないけれど・・・!
皆さんこんばんは。巷の大学院生です。
大学院もぬるっと夏休みが始まってしまいました。引き続きステイホームです。
さて、今日は最近読んだ本について簡単にお話ししようと思います。
その本はこちら。トマス・チャモロ=プリミュジックさんが書いた本の翻訳本です。
決してこの本はフェミニストの方による本でもなく、私も同様にフェミニストでもなんでもありません。
これは、様々な研究(特にメタ分析)を事例に、「なぜ女性のリーダーは少ないのか」「自信と能力の関係性」について科学的に考察している本でした。
本当にざ〜〜っと読んでしまったので、詳しい内容を書くことは、著作権の意味でも(?)記憶の意味でもできません。
しかしですね、特にこの本を読んでいて特に考えさせられたことは、「自信と能力」の関係性についてです。
簡単に言うと、自信があるのと、その人の能力は比例はしませんよ。でも実際リーダーになる人の多くは、自信があって能力が”ありそう”に見える人なんですよ。ということです。
見た目も、関係あるんですよね。簡単に言ってしまえば人は人を判断する時に、いろんなバイアスがかかっているということです。
そしてこの本の名前にも関係するように、なぜ女性のリーダーは少ないのか、この点についても触れていました。
男っぽい特徴を見せれば女らしくないと揶揄され、女性的にふるまえばリーダーにふさわしくないとそっぽを向かれる。競争相手の男性より優れた資質と実力を備えていないと、リーダーの地位を目指すのもままならない。
と書かれていました。なるほど。
よく”女性活躍”とか”女性役員の割合を上げよう"とか聞きますが、簡単なことではないのだなあと感じます。
それでも、リーダーの資質の基準を設けていくことで、少しずつ、より良い社会に近づいていくということが述べられていました。
私も女性なので、思うことはいろいろありますが、男性の研究者の方が、こんなインパクトのある本を書いてくれてなんだか心強い気持ちになりました。
私も何においても自信がなくて、しんどい気持ちになることも多々ありますが、決して傲らず、知性を磨いて、優しくて誰かの役に立てる人間でありたいな〜と思います。
それでは今日はこの辺で。皆様良い休日をお過ごしください!^^
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