2024/11/13ブックガイド 犬の心臓・運命の卵

犬の心臓・運命の卵
ミハイル・ブルガーコフ

犬に人間の下垂体と睾丸を移植し、新しい人間を作り出すが、とんでもない悪党が爆誕する「犬の心臓」。生物の繁殖を高める光線を発見した教授が卵の取り違えに巻き込まれる。鶏の卵が浴びるはずだった光線を蛇の卵に当ててしまい、アナコンダが大量発生してディストピアがやってくる「運命の卵」の中編二編収録。二編ともぶっ飛んだ発想で、全男子がワクワクするプロットだが、発禁になるほど当時のソ連への批判がされている。らしい。あのガブリエルガルシアマルケスがブルガーコフを師と仰いでいる。らしい。面白い。それは確実。

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