FF14の思い出とか(自分語り)
まえがき
こんにちは、ばにもなです。
私事ですが、先日で私がFF14を始めてから4年になりました。
最近真面目な文章ばっかり書いててちょっと疲れたのと、いろいろ思う事があって今までの私の足跡を追ってみました。この4年間の自分の記憶と、TwitterやDiscordに断片的に残っている情報をつなぎ合わせた、私の自分語りです。
なお、この記事は5部構成となっており、合計で2万文字強あります。
お時間のある時にゆっくり読んでください。
いや、やっぱりこんなの黒歴史確定なので読まないでください。
今すぐブラウザバックして欲しい。たのむ
2019年
ばにもな、FFやるってよ
2019年の初め頃。ぼくは猛烈にヒマだった。
大学を留年して5年目に入っており、全く講義には出ておらず日々のタスクといえばバイトをこなすくらい。
就職の準備もすべて終わり、食事をサボって栄養失調で救急搬送されるか、ド深夜にニコ生でシャドバ配信する以外にはマジで一つもやることがなかった。
当時メチャクチャはまっていた「BLESS」というMMORPGが別にあったのだけれど、あまりにも運営がクソすぎてこれでもかというくらい過疎っていた。
当然ぼくもBLESSは引退し、ハマっていたそのゲームを引退したことでぽっかりと余暇ができてしまっていた。
ちなみにこのBLESSがどれくらいクソかと言うと、
とまあこんな感じ。他にもいっぱいあるけど、本筋に関係ないので省略。まぁよくある昔ながらの苦行ゲーだった。
自分で言うのもなんだけど、当時BLESSでは最強とまでは行かなくてもトッププレイヤーの一人で、”次元の塔”という名前のPvEコンテンツでタイムアタックランキング報酬の上から6チームをぼくと仲間内のサブキャラで独占して掲示板で叩かれたりするくらいだった。
(ゲームがオワコンすぎて強い人が軒並み引退しただけだけど)
ここまでやりこんでしまった上に過疎りまくっていて、正直BLESSには完全に飽きていた。
そんな折、当時一番仲が良かったBLESSのフレンド(とっくの昔に引退済み)から「FF14やってるけど一緒にやらない?」と誘いを受けた。
どうせヒマだったし、親友の誘いとあって、ぼくは碌に調べもせずコンプリートパックを購入してとりあえずやってみることにした。
はじめてのエオルゼア
フレンドはAegisにいたのでぼくもAegisにキャラを作成した。
あとから調べて知ったけど、ちょうどパッチ4.56の実装の翌日だったらしい。
まず人の多さに驚いた。
「タンクが人口少ないから需要高いよ」と聞いて斧で始めたので、初期都市はリムサ・ロミンサ。
BLESSの首都(笑)の比じゃないものすごい人数が忙しなく走り回っていて、その活気に衝撃を受けた。
初日に若葉マークを生やしてどこに行けばいいかわからずウロウロしていると、その辺のプレイヤーに話しかけられた。
クエストの表示が出ているけど何をすればいいかわからない、迷子になったと正直に話した。今思えばSayで話しかけてた気がする。恥ずかしい。
するとその人はエモートで手招きしながら、リムサを案内してくれた。
目的地の黒渦団本部についた後、トレードでなんかくれた。はっきり覚えてないけどギル+花火系の何かだったような気がする。受け取りをするとそのままその人はどこかに行ってしまった。
人生で初めてのフィールドPKがないゲームで、今までとは全然プレイヤー層が違うのだと思い知った。
「すごいゲームだ」と率直に思った。
ぶっちゃけメインクエストはめんどくさくて全く興味が持てなかった。
もともとランダムマッチングのあるMMOはずっとやっていたので、知らない人とサスタシャに行くくらい余裕だったし特に印象にも残っていない。
みんな親切だし戦闘もぬるい。いかにもカジュアルなゲームだなと感じた。
FF14を始めて3日目にはもうジャンポを飲んでいた。
初めての高難度
久しぶりに新規で始めたMMOは何もかもが新しく、文字通り寝食を忘れて毎日FFに没頭した。
紅蓮のストーリーを全部終わらせたころには実装済みのノーマルレイドなどは全部クリアしてしまい、「零式に行きたい」と言い出すのは自然な流れだった。この時点で5月の頭、FFを初めてまだ1か月と数日ほどの頃だった。
初めての零式は身内に助けられながら練習を開始した。
旬を過ぎたコンテンツにも関わらず他にも沢山の練習PTが立っていて、ゲームの活発さにただただ驚嘆しながらたくさん練習をした。
スキル回しとかバフ管理とかはよくわからなかったけれど、自分なりに考えて我流で頑張った。
今となっては検証できないけれど、多分地雷タンクだったと思う。
しかし当の本人はというと、BLESSでブイブイ言わせていたのもあって「自分が最強だ!」という根拠のない謎の自信に満ち溢れていた。
「よくわかんないけどたのしい!」という状態の、典型的なライトちゃん戦士だった。このころはまだLogsの存在は知らなかった。
初めての高難易度は本当に難しくて、調子に乗りまくっていたぼくはさっそく1層からボコボコにされた。
こんなにもゲームで勝てない経験は人生で初めてだった。
負けるたびに反省会をしたり、作戦を考えたりするのが最高に楽しかった。悔しくて、でも楽しくて、FFにもっとのめりこむようになった。
身内が集まれるタイミングだけでは満足できなかったので、野良で練習する機会がどんどん増えていった。
上述したように当時はすでにパッチ4.56が来ていて、最新レイドであるオメガアルファ零式にも超える力がついているような時期だった。
野良で練習していると本当にいろんな意味でいろんな人に出会った。メチャクチャ強い <<the Legend>> が来たかと思えば、よくわからない語尾で謎のRPをする人もいた。すでにFF14なんでも楽しいマシーンになっていたぼくは全部が楽しかった。Logsについてはまだ知らなかった。
AegisはElementalDCのサーバーなので、野良の練習をしているとよく海外の人が募集に入ってきていた。
前のゲームにも海外プレイヤーはいたし、自分が海外サーバーに接続して遊んだこともあったので最初は特に何も思わなかったけれど、次第に海外プレイヤーとの文化の違いが気になるようになっていった。
特に、1,2層の消化をしている段階では何回もロットの取り逃げに遭った。
もしかしたらぼくの募集の書き方が悪くて間違えたのかもしれないし、日本語が読めなくて雰囲気で取っていったのかもしれない。
当時はぼくもまだまだ未熟だったので、今考えたらぼくに非があるのかもしれないけれど、当時のぼくにはそんなことはわからなかった。
なにもわからない中でも、キャラクター情報のE言語が光っているのだけはやけに目についた。(ゲームクライアントの言語設定を「English」にして起動していることを意味する)
日本語はおろか英語で話しかけても半分くらいしか返事がない海外勢にすっかり辟易してしまい、募集するときは毎回「JP Only」と書くのを欠かさないようになった。
なんやかんやあって、結局最後は野良で4層までクリアした。
練習に付き合ってくれた人たちは今でも覚えてるし、色々教えてくれた人たちには本当に感謝しています。本当にありがとう。
アルファ4層は特に難しくて、クリアした時は涙が出るほど嬉しかった。
1層に初めて突入してから、実に2か月が経とうとしていた。次の週にはもう漆黒のアーリーアクセスが始まるタイミングだった。
初めての拡張
アルファ零式をクリアした高揚感のまま漆黒のアーリーが来たので、テンション最高の状態で初めての拡張を迎えることができた。仕事は当然休んだ。
新卒なので有給はまだない。家の用事だという事にして前もって課長に申告し、実装から3日間は欠勤した。
自分にとってはFF14でこれが初めての拡張だった。
今まではみんなが消化済みのコンテンツを後追いで遊んでいたのに対して、アーリーアクセスからよーいどんで一緒に遊べるのはこれが初めてだった。
「もうストーリークリアした?」「極行った?」みんなと同じ進行度で遊ぶFF14は今までの100倍楽しくて、めんどくさくて全部スキップしていたメインクエストのムービーもこの時ばかりはウキウキで見ていた。
でも今までのストーリーは1ミリも見ていないので、漆黒だけ見ても何のことやらサッパリだった。
周りはエメおじや水晶公とかで大盛り上がりしていたけれど、コイツ誰?という感じだった。
みんなの口ぶりから、とても良いものだったのだろうということだけはなんとなく伝わっていた。
欠勤までしてノンストップでストーリーをクリアしてしまったので、またしてもヒマになってしまったぼくはGaiaDCに新しくキャラを作って新生からストーリーをやり直すことにした。
今まで"0分針討伐"とか、"ノーダメージSSSランククリア"みたいなことにしか興味のなかったぼくにとって、「ストーリーを見るためにゲームをする」というのは初めての試みだった。
そこそこ時間はかかりつつも、ストーリーはそれなりに楽しめた。
同時になんだか一気に自分が老け込んだ気がした。
ちょうどこのちょっと前くらいにLogsの存在を知った。
試しに自分の名前で検索してみると、少し前に踏破したばっかりのアルファ零式のクリアログと、灰色の数字が4つ並んでいた。
LogsはぼくのFF14を全く別のゲームに変えてしまった。
色によってランク分けされるDPSランキングがBLESS時代に熱中していた次元の塔のランキングを彷彿とさせたのも手伝って、ぼくは一瞬で "色塗り" に夢中になった。
当時のパッチ5.0では高難易度が極ティターニアと極イノセンスしかなく、Logsのキャラページにはその二つの数字が表示されるため、狂ったようにそればっかり周回していた。
スキル回しを調べて木人を叩き、目についたPT募集に手当たり次第に入って思いつく限りのことを実践した。
「暇つぶし」とか「詰め」などと書いてある募集に片っ端から乗っかっていき、自分のDPSを0.1でも伸ばすことだけを考えて遊んだ。
初めて自分のページを見たときの灰色4つにとても苦い思いを抱いていたぼくは、半ば強迫観念に囚われながら色の更新をし続けた。
結果はすぐについてきた。
ちょっと調べただけでぐんぐん火力が伸びていき、2週間もたたない内に暖色系の色になり、上振れれば桃色が見えることすらあった。
自分のスキルが伸びていくのが可視化されるのが嬉しくて、すっかり色塗りに病みつきになった。感覚的には、受験期に毎週のように受けていた進研模試(志望校を選択して、A判定とかB判定とか出るやつ)なんかと同じ感覚でやっていた。
初めての緩和前零式
続くエデン零式:覚醒編は初めてのリアルタイムでの零式だった。
極の色塗りですっかり天狗になってしまったぼくは「こんなん楽勝だろ」と思っていたけど、4層でコテンパンにされて1か月後にはしなしなになっていた。
この時まで戦士メインだったけれど、リキャスト通りにスキル回しをすると原初の開放のせいでギミックのノックバックを無効にしてしまって死ぬという致命的な欠陥があったので、ここで斧を置いてガンブレに着替えた。
実際、ガンブレにした瞬間から明らかに攻略が楽になった。
その火力の高さと柔軟性に感動したぼくは、「このジョブと添い遂げよう」と思った。
結局最後はフレンドの紹介で知り合ったLegendたちに泣きついて完全にキャリーしてもらった。この時の恩はマジで一生忘れないと思う。
この頃はもう募集文に「JP Only」と書きたくなくて、Elementalのメインキャラを触ることは殆どなくなっていた。
あるとき、いつものようにElementalのメインキャラでアライアンスルレを回していたらオーボンヌに当たった。なんだかいつもより異常に時間がかかる気がしたのでよく見ると、Cアラがアライアンスまるっと全員AFKしているのに気が付いた。範囲をよけるだけでAAすらしていない人や、死んだまま起きてこない人もいた。
それぞれのキャラクター詳細を右クリックで覗いてみると全員「E」が光っていた。
我慢の限界だと思った。
数日後には、身辺整理を済ませてメインキャラもGaiaへ移転してしまった。
その2へ続く→
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