調べ”尽くす”まで
こんにちは。
最近、このnoteを書くことも含めて某大手ファミレスチェーン店で作業することが多々あるのですが、モーニングメニューも充実しており、注文はタブレット端末、ドリンクバー付き、電源コンセントも利用可能等、サービスの質の高さに驚いています。飲食店のサービスはどこまで進化するのだろうか。
さて、今回は「調べて調べて調べても使えるのは一割程度」というようなテーマで書いていきます。まだまだスキルが足りないからこその結果なのですが、やる価値はあると思っているので、文章としても整理したいと思います。
スカウティング
スポーツが好きで色んなスポーツを嗜んでいるのですが、その中にアメリカンフットボールというスポーツがあります。
アメリカンフットボールでは、パワー・スピード・タクティクスの3要素が重要であると言われており、パワーやスピードなどの身体的要素に並んで、タクティクスという戦術的要素が勝敗の鍵を握っています。
なので試合に先立ち、「スカウティング」と呼ばれる対戦相手の戦略の分析を徹底的にします。相手がどんな戦術で、それがどんなシチュエーションで、どのくらいの頻度で使われているか、選手の身長・体重・スピード・出身校、プレーのクセは、などなど、集められる情報から徹底的に分析をして、それに対してこちら側の戦略を立て、もしそれが読まれた場合のプランまでしっかり立てます。選手の身体的能力が同等のチーム同士の試合であれば、間違いなく戦略によって勝負が決まると言えます。
実際には100kgを超える巨漢や、100m10秒代で走るアスリートがぶつかり合い、倒し合っているのでその迫力に圧倒されますが、その裏では緻密で綿密な戦略と徹底した準備がある。
だからこそアメリカンフットボールは面白く、知れば知るほどにハマっていくんだと思います。
いくら準備しても
と、アメリカンフットボールの話はこれくらいにしておいて笑
これってビジネスにも通じるよねと最近特に実感しています。
私は誰かと話をする際に関係する情報を可能な限り集めるようにしています。例えば、とある自治体に新しい商品の紹介に行く際には、それが該当しそうな部署が発信している情報、その自治体のオープンデータ(人口等)、政策等何に力を入れているのか、その自治体に知人がいれば連絡をして雑談を通して、実際に足を運んだりして情報を集めます。もちろん紹介する商品についても調べて、職場で適当に話しかけた人の意見を聞いたり、想定される質問も洗い出します。
これ、やっていることはアメリカンフットボールで言うところの「スカウティング」と同じです。
ただ皮肉にも準備したことがすべて使えるわけではないというのも、現時点では同じです。
どれだけ相手のことを調べてそれにあっていると思った提案をしても全く響かないこともあります。むしろそれがほとんどです。調べて調べて調べ尽くしたと思っても使えるのは一割程度が今の現実です。
やっているから見えてくる
でも現状はこれでいいと思っています。
まだ社会人として活動してから1年足らずで相手のことを熟知できるなんて一ミリも思っておらず、こういったプロセスの中で答えを探していくことを現状楽しめているからです。
こんな相手にはこの情報が刺さる。こういう言い方をすると聞いてもらえやすい。であるならもっとこういう情報を集めるべきだ!といった感じでアメリカンフットボールをプレーしている時と似た感覚を感じるときがあります。
このような感覚も、しっかり情報を集めるプロセスを踏んでいるからこその感覚だなと。時間はかかるし、相手の数だけその情報量も多くなります。でもやる価値はあると感じているので続けていきます。
今は一割程度しか使えていない情報でも、このサイクルを回していけば、集めるべき情報の精度もあがっていくし、効率も上がる。集めた情報のうち10割使えるようになる日が来ると思っています。もちろん、それに伴うコミュニケーション能力等は必要になるので、そっちの自己研鑽もしながら、これまでの活動で気づいた「スカウティング力」にも磨きをかけていきたいなと。
投資
いまは具体的な成果が見えていないものでも、ある程度続けてみるとそこに価値を見いだすことができる。
そもそもまだ分からないことが多いのは当たり前なので、投資的な観点から継続して取り組む中でしっかり振り返りもしながら取捨選択していきたいなあと。
このnoteも気づけば次回で10回目に。思考の整理のためのアウトプットの場として続けてきたが、間違いなく続ける価値は感じている。じゃあ具体的にどんな成果があるのだろうか。次回はじっくり振り返ってみようかな。