社員インタビューvol.17 人事・総務部 林孝行さん
社員インタビューvol.17は、2018年に入社した人事・総務部の林孝行さん。採用だけでなく新たなシステムの導入など多岐に渡って行ってきた人事業務や、上場前後の変化等を聞きました。
◆6年ほど人事をしてきた中で、人事総務やコーポレートチームでどんな変化がありましたか?
大きく求められている役割はあんまり変わってなくて、そこに対するアプローチを試行錯誤しながら、昔も今もずっと続けているっていうのが現状です。
変わったことといえば、時間が過ぎていくに従ってナレッジが溜まっていくので、私以外の他のメンバーもうまく使いながら、より改善活動が活発になってきていることですね。
ナレッジというのは人事だと例えば採用業務で、良い方を採るだけでなく、効率的に良い方に会いたいっていうのもあるし、ミスマッチが無く本人も会社もお互い幸せな状態になれるような人ってどういう人かを判断していく材料とかです。
◆採用活動では具体的にどういった工夫を?
面接の記録をちゃんと取って検証するっていうことが最初の一歩ですね。
過去の採用の中で、ハッピーにならなかったケースはもちろんゼロではないので、データを取っておくと、その時にどういった意思決定で採用を決めたのかを振り返ることができます。あの判断が間違っていたかもしれないとか、伝え方が間違ってたかもしれないねっていうのが見えてくるんで、じゃあ次以降の面接・面談では気をつけようって改善していく形です。
◆人事が奥村さんとの2人体制になって変わったこと
やりやすくなりましたね。
奥村さんが入ったおかげで、溜まっていたナレッジのインストール先がようやく見つかったので、全部伝えて、動いてもらっています。
それまではスカウトメールの送信、カジュアル面談、一次面接、最終面接、承諾後のオファー面談まで全部一人だったんですが、今は私が出るのは二次面接からです。
◆人事総務のグループチャットを英語で行うようになった背景
VALUENEXって一応、日本とUSで分かれていますけど、やっぱり日本側でももっとグローバルに対応できるようにしなきゃなとぼんやり考えてたんですよね。
で、エンジニアを採用する際に、日本で募集しても海外国籍の方がちょくちょく応募してくれるんですよ。それも日本語がほぼ話せない人です。
奥村さんと一緒になんとか英語で面接していく中で、日本に限らず海外の人でもVALUENEXを気に入ってくれてスキルのある方なら会社としてはOKなので、(英語ができれば)人材採用の戦略上もやりやすいなと思ったのがきっかけですね。
◆US側の採用業務について
USの人事業務は給与計算などペイロールの部分だけで、採用はジヨンさん(=COO)が行っています。ただ、ジヨンさんって営業もしていてめちゃめちゃ忙しいはずなので、そういうUSの管理業務をいつか日本チームで巻き取って、サポートできるようにしたいです。(英語を強化している理由には)それもあります。
◆人事総務メンバーの英語力が伸びている実感はありますか?
私自身は英語がもともとできるわけではないので評価できないんですけど、元々英語が喋れる鈴木さんから、皆さん英語力上がってきてますよっていう話はいただいてます。
◆英語以外で他に勉強していることはありますか?
時間が空いたらプログラムを作ったりしてます。
私って基本面倒くさがりなんですよ。同じことを延々と繰り返すのが性格的に苦手なので、すぐ自動化させたいなって思うんですよ。例えばAというファイルのデータをBというエクセルに持っていく、みたいな作業を、プログラムを組んで自動で連携させたりとか。
そういうのをメインに作っています。
◆実際に業務でも使われてますか?
結構使ってます!最近勤怠管理の不備連絡も自動化しました(※1)。ボタンを押すと勤怠に不備のある人全員にメンションでチャットが飛ぶようになってます。
◆あれって林さんがプログラムされたんですか?!
しました!勤怠管理システムへのログデータ(※2)の転記を30人分、当初は手作業でやっていて、まずはそこを自動化しましたが、その先のチャットは手作業だったんですよ。その業務を引き継いだ奥村さんのスケジュールには、勤怠チャット祭りみたいなのが月初に2時間ぐらい入っていて、これは申し訳ないな〜と思って。笑
◆人事にもデータを活かしたい
人事データと呼ばれるものっていっぱいあるんです。
給与データもそうだし。
人事の中では、「勤怠に乱れが出てくるとその人は何らかの問題抱えている、もしくは退職リスクが上がっている」っていうのはよく言われる話なんですね。勤怠もデータなので、そういうデータも持って来れますし。
あと、これは皆さんの許可が必要ですが、チャットの内容とかもテキストデータじゃないですか。まさにVALUENEXがやってるVALUENEX Radarで、チャットの内容を可視化するとこんなのが見えてきますとか、カレンダーで誰と誰かよく一緒になってる、みたいなことをネットワーク分析で可視化したりとか。
何かやろうと思った時に、まずは誰に相談しておくと良さそうかとか、今そこにどんなリスクがあるかとか、意思決定をしようとする時の参考資料としてそういうのができないかなと。
◆ピアボーナス制度導入の理由
フルリモートなので、人と人との関わりが見られないじゃないですか。
でもBonuslyチャット(※3)は誰が誰に送ったかっていうのを全員が見られますよね。
だから、誰々さんが誰々さんに対してこんなことをしていたんだっていうのが見えることで、人の承認欲求が少し満たされますし。
(換金すると)アマゾンのギフトカード500円分とか、額としては小さなものですけど、そういう感謝の気持ちを他のメンバーが持ってくれたとか、それを周りの人も知ってくれるっていうのはいいなあと思って。
◆欲しい人材
一つはやっぱり知的好奇心の高い方。
5年前から同じこと言ってますけど、VALUENEXって色々変わっていく会社だと思っていて。専門分野の違う人たちが出会って話をして、お互いの強みを生かして新しいものができたらいいよねっていう考えがベースにある会社なので。
もう一つですが、チームで物事を進めたい人のほうが合ってると思います。
VALUENEXって何というか、トップダウンって決まる感じではないじゃないですか。
全てにおいて、何かをしようとなった時に、とりあえず関係ありそうな人全員が集まって、話し合いで物事が決まっていく会社だなと。
そうなると、チームとして動いていく姿勢を持っている方のほうが合うと思いますね。
「他は知らん。俺は俺でこれをやる!」みたいな感じだと、経営資源が潤沢でないVALUENEXにとっては難しい場合もあるので、やはりチームで議論して進めていくことができる人の方がいいですね。
〜昔話編〜
ここからは、以前総務だった筆者中村(PR部)(※4)と、その元・上司でもある林さんによる昔話対談をお届けします。
中村:これは奥村さんの指示なんですけど、上場直前のお話を聞かせていただけますか?
林:総務っていう側面だと、山のように業務がありましたね。しかもちょうどそのタイミングで子供が生まれたので、あんまり記憶がないんですよ。
子供の面倒を見るのが、夜は私で日中が妻だったんです。だから日中仕事をして帰ってきて、子供の面倒を見て、朝になって会社行くっていうのを繰り返してて。
中:それに加えて上場直前だからより忙しかったと?
林:そうですね。株式の話とか、規定類の整備とか、労務的なところでリスクがないかのチェックとか。あの頃は毎日バタバタしてましたね。
そういえば信託の方に、「林さんのメールの量が半端なくて、返信するスピードも速いんで、VALUENEX以外の仕事が進まないです」ってよく言われてました。笑
中:畳のコーナー(旧2階フロア)にものすごい大量の紙の資料が積み上がってましたよね。私は当時、総務の一番最下層の業務を手伝う感じだったので、上で何が起きているのかはわからなかったんですけど、でもこの尋常じゃない量の資料はきっと上場準備の何かなんだろうなとは思っていて。
林:ありました!あれ出してください・これ出してくださいって各所から言われるんですよね、証券会社とか監査法人とか東証さんとかから。しかも当時は紙でくださいっていう依頼も結構多くて、それで紙がどんどん積み上がっていくみたいな。
林:でも、今は奥村さんや鈴木さん、それ以前はそれこそ中村さんもいたので、なんとか皆さんのサポートを得ながらやってこれたなっていうのが正直な実感です。
中:やはりこの5〜6年は結構目まぐるしい期間だったんだなって実感しますね。
中:リモートメインになってからアナログな業務が減って楽になった部分はありますか?
林:お客様都合でない限りはもう全部ペーパーレスなので、どこにいても仕事ができるようになったことですね。それこそ鈴木さん(総務)は、夏はタイで仕事をしていますし。
中:総務もリモートでできる時代なんですね・・・
林:はい、鈴木さんが週1回出社して、その時に郵送しなきゃいけないものは郵送したりとか。中村さんがやってた頃は、夜まで営業してるちょっと遠くの大きな郵便局に駆け込んだりとかしてましたけど。
中:郵便局は毎日行ってました!
林:もうあれやらないです。
中:あの時代は、私が結構遅くまでオフィスにいるからって夜6時半ぐらいに「これ急ぎで送ってください」って言われることがあったので、敢えて4時までっていう規定を作って、「急ぎの場合はやり方を教えるからこれ見てね」ってマニュアルを作ったりとかしましたね。
林:今はその中村さんの流れを引き継いで、ちょっと進化させて、基本は月曜日に郵送するからそれ以外の時は月曜日まで待ってくださいねって。本当に急ぎの時は相談してくださいって言ってます。
中:人事総務もずいぶん変わりましたね!
※1:勤怠管理に関する連絡用のグループチャットのこと。
※2:PCから取得したログオン・ログオフの時刻が勤怠管理システムの備考欄に記載されるようになっている。
※3:ピアボーナス制度のシステムと連携させたグループチャット。尚、役員は贈与のみ可能で受け取りはできない規則になっている。
※4:本記事で登場する「中村さん」は社長ではなく、全てPR部の中村を指す。
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<執筆>PR部 中村