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私たちは「4:6」で分断されている

ちなみにこの「4:6」の比率は「金持ちと貧乏人の比率」、しかも今の日本での実情を表したものです。

この「比率」とは、総務省統計局の「家計調査」における「70歳代の二人以上世帯における貯蓄額割合」から算出したもので、その内容は以下のようなものです。

 ・2000万円以上は約12万世帯(6.8%)

 ・2500万円以上で約12万世帯(6.5%)

 ・3000万円以上が約15万世帯(8.3%)

 ・4000万円以上で、あとは「天井知らず」な世帯が約35万世帯(19.1%)

つまり70歳代の全世帯の4割以上は、いわゆる老後2000万問題をクリアする金融資産を持っており、

また全体の約2割にあたる約35万世帯、つまりこれは「70万人以上の人口がいる都市と同じこと」なわけで、

それはなんと「政令都市である静岡市の70万人相当の規模で、「そんなに」もしくは「それだけ?」の世帯が、実際に「4000万円以上も金融資産を持っている」ことになります。

もちろんこれは単なる譬え話に過ぎませんが、それでもこれからは新幹線で静岡市を通過する際には、「ああ、この町の人は全員4000万円の金融資産があるんだ」と考えるとすると、それは決して「一部の大金持ちのお話ではない」ことがわかります。

それだけ「あなた」の周りには、実は普通に「お金持ちが多く存在している」ことがわかります。

もちろんコップの中の水は、何もそんな4割のお金持ちだけで占めているわけでありませんし、それはまだ「半分にも満たない」とみるのだとしたら、残りの6割の世帯のやりくりも真剣に考えなければならないでしょう。

そんな「あなた」にとって、これからのジョブ型社会を生き抜くための知恵が詰まった一冊です。








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