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コーヒースタンド営業日記2025/02/08

今日は嬉しいことが沢山あった。
ちょっと長くなるかもしれないけど、厳選して二つ紹介させて欲しい。

店を営んでいて嬉しいと思う瞬間はやっぱり「美味しい」といってもらえた時だ。コーヒー屋に限らず飲食店ならおしなべてそうじゃないかと思う。ギャンブルでドーパミンを出す暇があるならコーヒー屋を始めたほうがいい。

そして、今日はその変化球があったというのが一つ目の話だ。

週一ほどの頻度で来てくださる常連さんがいるのだけれど(便宜的にTさんとする)その方が開口一番で「嬉しい報告持ってきたで~!」と言いながら入ってきた。

ニュース速報かよと内心思いながら話を聞くと、昨日と一昨日お越しになったお客さんが「今まで飲んだコーヒーの中で一番美味しかったかもしれない」とSNS上で褒めてくれていたらしい。その方はTさんとネット上の友人らしく、彼女がウチを紹介してくれたことがきっかけで来店に繋がったそうだ。

対面でお褒めいただいた際も嬉しいのは間違いないのだけれど、リップサービスの可能性は否定しきれない。翻って「自分の知らん所で褒めてもらえたらそれはホンマやん?」という事で嬉しくなり、じんわり胸が熱くなってしまった。映画『ゴースト/ニューヨークの幻を見終わった後のようだ。近所の陶芸教室に駆け込んでろくろを回したい衝動に駆られた。

そしてそれを伝えに行かねばなるまいと、極寒の中わざわざウチを訪れてくれたTさんにも感謝だ。ご来店ありがとうございました。ご自愛くださいね。


そして二つ目。
今日は5名ぐらいの方から差し入れをいただいた。

差し入れはめっちゃ嬉しい。モノとして嬉しい以上に人の気持ちが乗っかっているのが嬉しいのだ。

ワンオペなので営業中は当然一人だし、組織として会社に属している訳でもないので、社会に接続されている感覚がどうしても希薄になる。これは精神衛生上よくない。

そんな中で差し入れを貰えると『店主:お客さん』という関係性の垣根を越えて、個として受け入れられた気がするのである。差し入れに限らず「体調に気を付けてね」という言葉をもらえるだけでも「うっし頑張るか」と思えるのは個として自分がここにいる事を肯定された気がするからなんだろう。

今週は寒すぎて少々参っていたけれど、最後の日に「暖かい人たちに囲まれたもんだなぁ」と再認識できた営業日でよかった。

来週からまた頑張りますんでお気軽に遊びに来てくださいね♪

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