#11 他人に期待しないと、途端に生きやすくなる
「今日は土曜日。久しぶりの休日だ。
友人とカラオケに行く約束している。いつものコンビニに朝11時に集合しようということになった。
5分前行動ということで、10時55分に待ち合わせのコンビニに着いた。もちろん友人はまだ着いていない。
適当に立ち読みをしていたら11時になった。しかし友人はまだ来ていない。
11時5分になっても連絡すらきていない。」
ということがあったとしよう。みなさんはどんな気持ちになりますか?
怒りながら友人に電話をかけますか? ドタキャンされたと思って帰りますか?
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今までの話はぼくの実体験です。
みなさんであればどのように対応するのかは非常に気になるところですが、本題に入りましょう。
今回は「他人に期待しない」ことについてお話しします。
みなさんは他人に期待していますか?
おそらくそんなこと考えたことがないと思います。
たとえば、さっきの話の場合、「怒りながら電話をかける」という選択肢をとる人は、無意識に他人に期待しています。
「約束の時間に待ち合わせ場所に絶対来る」という期待を持っていたのです。
結果として約束通りに来なかったために、「裏切られた」と感じてしまいます。
ここで怒ってしまうと、おそらくその後友人が来たとしても気まずい空気になるでしょう。
最悪の場合は今後の関係性にヒビが入るかもしれませんね。
「他人に期待しない」マインドを身につけると、途端に生きやすくなります。
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では、そのマインドをどうやって身につけるのでしょうか。
それには「課題の分離」という考え方がおすすめです。
この「課題の分離」は心理学者のアドラーが提唱した考え方です。
「課題の分離」は、自分と相手の考え方ややるべきこと(課題)は別であるから、相手の課題は相手に任せる、という考え方です。
(だいぶザックリ説明しています。。)
この考え方のもとでは、相手の課題に干渉することはありません。
先ほどの例でいけば、約束通りに友人が来るかどうかは「相手の課題」なのです。
こちらは一切干渉せず、それを受け入れます。つまり、はなから期待などしません。
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しかし、仮にそっけない態度だと思われた場合、その後友人との関係性が続かない可能性もありますよね。
友達が減った、と嘆く必要はありません。結局は性格や考え方が合わなかったのでしょう。
この世には「2:6:2の法則」というものがあります。
世の中の人は、あなたが何をしても好いてくれる2割の人、何をしても嫌われる2割の人、無関心の6割の人に分かれるという法則です。
その友人はきっともともと嫌いな2割の人だったのでしょう。
この世界にはまだ2割の好いてくれる人がいます。
日本なら、人口を1億人とした時の2割、つまり200万人はあなたことが好きです。
ね、なかなか多いでしょう?
そういった人たちを大切にしていけばいいのです。
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実際周りには「他人に期待している」人が多いんですよね。
職場なんかにもたくさんいますよ。
そういう人を探して、反面教師にしてみるのもいいかもしれません。
そういえば冒頭の話は実体験ですが、その友人はなんだかんだでいつも5分遅れくらいで来るので許しています。
みなさんもぜひ、他人には期待しないでみてください。
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