夫が悩んでいる時って難しい。でも、歩み寄ることで少しは解決するかもと希望が持てた話
夫が悩んでいるようだ。なんかイライラしていたり、息子に対してキツイ口調になっている。私が、仕事優先で時間を過ごしているからなのか?と思って、様子を見ていても、ちょっとずつ、私の歩み寄りの行動をしてみても、どうも違うようなので聞いてみた。
「何でそんなにイライラしているの?」
そうしたら、まさかの回答がきた。
「仕事が とても嫌なんだ。朝がきたら、『あぁ、また、朝が来てしまった。仕事に向かうのか。』と思う。」
え?めちゃめちゃ重症じゃん。色々と聞いてみると、どうもコミュニケーションの問題のようだ。
夫は、町工場の四代目の社長をしている。社長といっても自分で起業したタイプの人とはちょっと違う。そして、彼の父親が先代の社長であったのだが、世の中の状況(高度経済成長だから何をやっても上手くいく時代)なども違うので、現在の状況にはそぐわないアドバイスや拒否感を感じて、夫は疲れているらしい。
あぁ、この感覚。よくわかる。元気なときは「はぁ?なに言ってるの?」と一喝して吹き飛ばせるのに、疲れてくるとダメージを受ける。私も年配の部下の怒りの矛先(私が勝手にそう感じていただけかも)になったときに、受けていた状態だったなぁと。
こういうときは、とりあえず、夫が間違っていないということを伝えて、自分への自信を思い出してもらう。
「お義父さんは、今の状況わかってないからね。そもそも、間違った判断をして、会社を窮地に追い込んだ前科ものだから、逆に無視した方がいいよ。言うことを聞いていたら、義父さんが経営していたときと同じ状況(義父の時に一度経営状況がかなりまずい状態になった)なるかもよ?」
と言ってみた。
そして、すかさずアサーティブコミュニケーションの紹介をする。性格のせいだ、と持っているけれど、伝え方を変える努力」をする必要があるから。
たぶん、いまは、受け身の、オロオロタイプになっているのでは?と思ったので、自分のコミュニケーションのタイプ診断をするように勧める。
なんか、私を見ているようだわ。私たちは似たもの夫婦。抱え込むタイプらしい。しかし、数日経っても、一向に変わらない・・・
「もしかして、「うつになりかけている?」を感じたので、私は昨日フレックス制度を利用して、とりあえず、自分の時間を作った。私の夫の行動やらいろいろと調べてみた。うつの状況やレベル、配偶者としてできることなどを調べてみた。
そして、現在、私の家族の状況を書き出してみる。
・夫の仕事が上手くいっていない(と本人は感じている)
・息子が絶賛、扱いづらい。(特にパパに対して反抗や否定的)
・飼い犬の後ろ足がヘルニア悪化で麻痺しているので治療中(夜中に、起こされることが多い)
・私の仕事量が半端なく多くなっている。
ということで、やっぱり文字にしてみると、色々とヘビーなことが重なっている。育児・家事や、飼い犬の介護+仕事疲れで、多分「しなければいけない」という気持ちが強い人なので、自分で自分を追いつめているのかもしれない。と思った。
最近、息子のお迎えもほとんど夫にまかせているし。とりあえず、負担を減らそう。と思った。
そして、今朝、夫に伝えてみた。
「ちょっと休んだら?色々な意味で。このままだと、どこかでダウンしちゃう気がするよ?」と言ってみた。
そうすると、夫は
「体は元気なんだけどね。頭がぼーっとする感じはあるよ。」と言っている。
私は続けた。
「私がダウンしちゃう。っていうのは、そうね、頭と言うか、心って感じかも。ちょっと頑張り過ぎなんじゃない?」
そういって、いつもは土曜日も働きにいくのだが、色々と話した結果、今日は休むことにしたらしい。そして、休むと決めたら、夫の顔色がすごく良くなった。
たぶん、私が「様子がおかしいと気づいているよ」と発信したからかもしれない。問題は全然解決していないし、息子の拒否や、ワンコの状態も全然変わらないけど、それでも誰かが「辛いっていうこと、私は理解しているよ。」と伝えることで、解決する仲間がいる。というのを伝えるのは、すごく大事だと感じた。
本当に大事なものは「家族が健康に幸せにいてくれること。」一番大事だと、人生の優先順位をつけるときに明確になった。そして、私のそばにいる人が、こうやって苦しんでいるときに「本当に大切なもの」に時間を使うことがとても大事だと感じた。
私の仕事の状況も、あまり改善の傾向はみれないけど、夫の体調の方がよっぽど大事なので、まずは、こちらを優先順位を上げさせて頂きます。
こういうときって、自分がいっぱいいっぱいだと「夫に対しての不満」で気づかないこともあるだろうけど、ちょっとは気づけた自分を褒めたい。
そして、共倒れにならないように、一緒になにか考えて、解決していくんだろうな。でも、まずは解決をするパワーを溜めるために、一歩一歩できることをやっていくしかない。と思ったのでした。