6月1日より【HACCPに沿った衛生管理】の義務化スタート!準備は出来ていますか?
2018年6月に【食品衛生法】が改正され、食品を扱う全事業者に対して【HACCPに沿った衛生管理】による衛生管理の義務化が決定しました。
2020年の法律は施行されましたが、1年間は猶予期間となっており、実際は2021年6月からHACCPの完全制度化が開始する事となります。
新型コロナウィルス感染症の影響で、休業や時短営業など様々な影響を受けている飲食店も例外ではなく、来月の6月1日より実施の義務化が始まります。
■福岡市のHACCPの説明ページ
ほとんどの飲食店は《小規模な営業者等》に分類され、業界が策定した手引書を参考に資料を作成し実施します。
■福岡市のHACCPの始め方のページ
■厚生労働省【HACCP ハ サ ッ プ の考え方を取り入れた衛生管理のための手引書:小規模な一般飲食店事業者向け】の資料ページhttps://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000479903.pdf
一番簡易的な資料を作るにしても、普段きちんと衛生管理をしているお店でもなかなか骨が折れる資料作りが待っています。
小規模飲食店が策定しないといけない衛生管理計画は2つに分かれています。
※以下から掲載の文章に使用している資料等は厚生労働省の手引書より引用
1.一般的衛生管理のポイント(どの食品についても行うべき共通事項)
① 原材料の受入の確認
② 冷蔵・冷凍庫の温度の確認
③-1 交差汚染・二次汚染の防止
③-2 器具等の洗浄・消毒・殺菌
③-3 トイレの洗浄・消毒
④-1 従業員の健康管理・衛生的 作業着の着用など
④-2 衛生的な手洗いの実施
2.重要管理のポイント(食品の調理方法にあわせて行うべき事項)
次のグループにメニューを分類し、それぞれのチェック方法を決めましょう。
第 1 グループ:非加熱のもの(冷蔵品を冷たいまま提供)
第 2 グループ:加熱するもの(冷蔵品を加熱し、熱いまま提供)、 (加熱した後、高温保管を含む)
第 3 グループ:加熱後冷却し再加熱するもの、または、加熱後冷却するもの
上記の重要管理のポイントが一番の難問で、調理関係の仕込みやメニューすべてを以下の分類に分けて細かなチェック方法(調理方法や管理方法)を記載し、毎日記録できるようにする必要があります。
ちなみに福岡市は独自のエクセルシートを公開しています。
・ 衛生管理計画書(福岡市様式、チェックボックス方式) ※シートが2つあります。 (201kbyte)xls
・ 記録表(福岡市様式) (53kbyte)xls
HACCPの導入が不安、分からない、今だからこそしっかりと作りたいと考えられているお店や企業はこちらをご検討されてはいかがでしょうか。
株式会社ナレッジ・ネットワークスが行っている【HACCP導入完全サポート】の取り組みです。
もうほとんど日にちがありませんので、早急に対応していきましょう!