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開幕節・ロアッソ熊本戦の2失点はなぜ起こったか
V・ファーレンはロアッソ熊本との開幕戦で、先制点を含む2失点を喫した。
逆転し勝ち点3を取れたことは何よりの収穫ではあるものの、今回は一定の共通点が見えた2つの失点について記したい。
1失点目について
まずは10分に奪われた、熊本の先制点の場面。
このシーンでは、試合序盤から続いていた立ち位置の問題点が露わになった。
ビルドアップの際に、左CBのエドゥアルドに比べて右の照山があまりワイドに開かず。
さらに右SBの関口もあまり開かず照山の横方向に立っていたため、熊本の前線からのプレスに対しパスの逃げ場がない状況となっていた。
熊本の狙い通りに苦しまぎれの縦パスを蹴らされ、それを岩下にカットされ、味方とのワンツーで縦に運ばれる。
岩下と対面した関口は振り切られてしまい、深い位置からフリーでクロスを上げられることとなった。
この瞬間、GK後藤とCB照山の連携面の課題が見られた。照山がもう1歩ゴール寄りの立ち位置を取りクリアするか、明確に後藤に任せていればゴール前に絶妙なボールがこぼれることはなかっただろう。
お互いに中途半端な対応となって後藤の反応がやや遅れ、最後はこぼれ球をフリーの古長谷に蹴り込まれてしまった。
2失点目について
89分の2失点目は途中出場の大本に右から中央へと運ばれ、長崎の選手全体が中央に寄せられる。
そこから再びサイド、ではなく藤井を経由して左CBのエドゥアルドと左SBの米田の間を通されたことで、最終的に阿部がフリーでクロスを上げることができた。
最後はクロスに塩浜がいち早く反応し、失点。
これもまずは中央を締めサイドへ誘導する本来の守備ができていれば、ゴールに近い位置からフリーでクロスを上げられることはなかっただろう。
また、クロスに対するCB陣の立ち位置もやはり十分とは言えなかった。
今後の修正点
この試合、熊本は低いクロスを多用し、そのうち2つが得点につながっている。
長崎としてはサイドの深い位置からフリーで上げられていること、横方向のクロスに対してCBが蹴り出せない立ち位置を取っていたことは改善の余地があり、そこは今後の修正点となりそうだ。
次戦の相手、山口も甲府との開幕戦でDFとGKの間へクロスを多く上げており、長崎との試合でも狙ってくる可能性は高い。
中央を締め、フリーでクロスを上げさせない守備は昨シーズンできていたことであり、戦術の浸透や人選によって改善できるはず。
「勝ちながら修正」を可能にするためにも、山口戦はクロスへの対応に注目したい。
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