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愛するクラブがくれたもの【14】

V・ファーレン長崎を愛するサポーターの方からお話を伺い、応援することで得たもの、楽しさを多くの人に広める「愛するクラブがくれたもの」。
第14回は「ササポンさん」よりいただいたお話です。

V・ファーレンサポーターとしての夢を持つササポンさん。
その理由は、最後に分かります。


V・ファーレンサポーターとしての夢

私には、V・ファーレンサポーターとしての夢があります。

それはいつか長崎のゴール裏の一番下に立ち、コールリーダーとしてチームを勝利に導く、そしてゆくゆくは自分の声でチームやサポーターを鼓舞しチームと一緒にタイトルを取る事です。

V・ファーレンのゴール裏(ササポンさん提供)

V・ファーレンを好きになった理由

そもそもなぜ私がV・ファーレンを好きになったのか、理由を説明させてください。

私はもともとスポーツが好きで、小学校低学年から色々なスポーツを見るようになりました。
でもV・ファーレン長崎というクラブの存在は知らず、サッカーは日本代表戦をテレビで観戦する程度だった、中学生のある日のこと。

学校でJ2リーグの無料招待試合のプリントを貰い、その試合を初めて観に行きました。

また、その試合ではエスコートキッズとして選手と一緒に並んで入場させてもらったことが思い出に残り、この試合をきっかけに試合結果などを追いかけるようになりました。

歴代の好きな選手と印象的なゲーム

歴代の好きな選手は、佐藤洸一さん。フアンマ・デルガド選手。中村慶太選手。松澤海斗選手。若原智哉選手です。

学生時代に見た試合で1番印象に残ってるのは、J2時代の名古屋グランパスとのホームゲーム(2017年第38節)です。
アウェイ側にいるグランパスのサポーターから聞こえてくる、有名なチャント「風」の迫力が凄かった。

その頃はV・ファーレンサポーターとしての歴が浅く長崎のチャントは歌えていなかったけれど、その時に初めてチャントを覚えようという気持ちになりました。

諫早に引っ越し近づいたスタジアム

そして、そのシーズンに長崎が昇格することになります。

昇格を決めた讃岐との試合も本当は行くつもりで準備していましたが、親に頼むと「行かん」の一言で済まされ、ラジオで観戦することになってしまいました。

また、翌年のJ1での試合は全く行くことができず、J2に降格してしまいました。

月日が経ち、高校を卒業し大人になった今、都合で佐世保から諫早に引越したことでトラスタに行きやすくなり、頻繁にスタジアムのゴール裏の中心部に通えるようになりました。

V・ファーレンの試合に行くことが仕事をする上での原動力になるとともに、冒頭に書いた「コールリーダー」という夢が出来ました。

声の力を発揮したい理由

ただ、1つ難点があります。
私は生まれつき手足に麻痺があり、日常生活では車椅子で行動し車椅子席で観戦しています。

そのため階段を降りられず、大旗を振ることも、太鼓を置いて叩くことは出来ても持って叩くことはできません。

だからこそ私が不自由なく出すことの出来る声で、V・ファーレン長崎というチームの選手を、そして共に応援するサポーターの仲間たちを鼓舞し、勝利に導き、歓喜の瞬間を共にしたい

コールリーダーをやってみたいと考えているのです。

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