営業写真館におけるレンブラントライティング覚書
営業写真で古くから使われているレンブラントライティング覚書。記事ではなく、メモ。
ネットでレンブラントライティングを検索すると、だいたいの作例が、ハイライトとシャドウがセパレートしたものしかない。コントラスト高過ぎ。実際はもっとグラデーションがある。作例なのと、ライティングの解説なので仕方ないが、少し誤解を与える。
補助光をあたえ、フロント、トップ、逆サイド、背景などのライティングで、人物を浮き立たせる。
実際の光質はとても柔らかく、ハイエストライト、ハイライト、中間調、シャドウ、ディープシャドウの5つの区分で考える(だいたいのイメージ)
レンブラントは鼻筋を、ハイエストで卓てシャドウ側に影を落とすと、立体的な顔立ちに見える。
トーンカーブなどの後処理で、ハイライトと影のバランスを変え、鼻を高く見せられる。
参考↓↓↓
![](https://assets.st-note.com/img/1682206062112-bntxXkYWzq.jpg?width=1200)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89890079/picture_pc_fe04b62a4f711f5b595adbb6fa22a459.jpg?width=1200)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26734346/picture_pc_0fad6acfcbb943e2d5e1334334b790b8.jpg?width=1200)
頬の膨らみの頂点にハイエスト~頬のハイライト
鼻筋に至るまで、すこしトーンを落とし、鼻筋のハイエストに繋げると、ハイライト側の頬にもグラデーションができる
鼻筋のハイエストから鼻筋のシャドウにかけて、少しコントラストを高めると、鼻筋が立体的に見え、さらにレンブラント特有のシャドウ側の頬のハイライトのこぼれにより、立体的な顔に見せる事ができる。
あとは、なだらかな、シャドウから深いディープシャドウへと、トーンが落ちていく。
厳密ではないが、このイメージでの撮影。
モノクロでの参考↓↓↓
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26938278/picture_pc_423b79f198705a620e882e01888cb151.jpg?width=1200)
営業写真館独特のライティングだと、この方が分かりやすい。
背景が黒い場合、尚且、モノクロでの撮影なら、如何にして、ライティングで人物と背景を分離させるか。
一般的に、斜め45℃×斜め45℃と言われているが、バンクやソフトボックスの発光面を被写体から外に反らすと、レフでのシャドウコントロールがしやすい。
発光面を向けてしまうと、ハイライト側の顔がフラットに写るので、それは避けたい。(いつか、比較した写真を載せたい)
面長な顔にソリッドなレンブラントを当てると、面長が強調されるので、ループライティングよりにする。
ふくよかな人は、逆にする。
シャドウの入れ方で、輪郭は補正できる。
女性のメイクは、1度勉強すると良い。
ネットなどで、検索すると、コンテスト等の賞を取った写真館写真が見られるが、一般のお客様にお渡しする物とは、別にコンテスト用に現像しており、通常ここまでシャドウは深くない。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/39955795/picture_pc_e1f1cffdfe513060a87e8d0003bd8102.jpg?width=1200)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53245712/picture_pc_0449b8439d000459e19ab9dcd0c0dc76.jpg?width=1200)