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相手の心を動かす文章を書くコツ。

noteを書いている皆さんの中には、

「読んでくれた方の心が少しでも動いてくれたらいいな」
「自分の言葉で読者の気持ちを変えられたら、うれしいな」

と思っている方も多いのではないでしょうか?

もちろん、私もその一人です。

今回のnoteでは、相手の心を動かす文章を書くための一つのコツとして、
「自分の心で感じたことをチラ見せする」
というポイントについてお話ししたいと思います。

まずは、私が先日経験したエピソードを2つの表現で書きました!
どちらが心に響くか、ぜひ読んでみてください。
(そして、自分だったら、こういう表現する!とかあれば、遠慮なくコメントにアウトプットして教えていただけると助かります!)

先日、長男(保育園年長)と夫が急に”男二人旅”に行く!と言い出し、その旅が実現!
その、出発当日の朝…

A:
息子は私のもとに駆け寄り『ママ、バイバ~イ!』と大きな声で元気よく、手を振ってくれました。
そんな息子に手を振り返す私。
そして、一度も振り向くことなくずんずん進む息子の後姿を、見えなくなるまで見つめていました。


B:息子は私のもとに駆け寄り『ママ、バイバ~イ!』と大きな声で元気よく、手を振ってくれました。
私は「いってらっしゃ~い」と元気に見送りたい気持ちと、「なんだか、寂しいな…」という気持ちが混じりつつ、息子に向かって、なんだか重く感じる手を振り返しました。
そして、一度も振り向くことなくずんずん進む息子の後姿を、
「数年前まであんなに泣き虫の赤ちゃんだったのに、今はなんだか逞しいな…」と感傷に浸りながら見つめていました。

いかがでしょうか?

どちらの文章が、読者として心が動きやすいと感じたでしょうか?

好みにもよりますが、Bの方が心に響いたという方が多いのではないかと思います(願望。笑)。
その理由は、「状況描写」だけではなく、書き手である私の心情や思考が含まれているからです。

Aは状況描写が中心で、似たような体験をした人なら誰でも書けそうな表現のように思いますが、
Bでは、「私だからこそ感じたこと」を言語化している点が違います。

文章を書く=言葉で伝えるということですが、その言葉の目的は何だと思いますか?

言葉は情報を伝えるためのツールです。

そして、その情報には「知識」だけでなく、「感情」も含まれています。
特に、感情のやり取りは私たち人間にとって非常に重要で、共感性の高い女性の場合は特に大切です。

だからこそ、相手の心を動かす文章を書くためには、自分の心を少し覗かせること、
つまり、「その時に自分が何を感じ、何を考えたのか」を全てではなく、ポイントでポンッと伝えることがカギになります。

最近はSNSなどで短い文章が求められる場面が多いですが、その中でも「自分の心をチラ見せする」ことを意識することで、
ただの情報発信や知識共有にとどまらない、
「あなただからこそ伝えられる文章」を書くことができると思うんです。

私が”心”にこだわるのは、心理士としての職業病みたいなものなのかもしれませんが…笑。

自分の心を少し覗かせる意識を持つことで、文章がより深まり、伝わりやすくなるのではないでしょうか。

さて、最後までお読みいただいたあなたは、次に書く文章でどんな心をチラっと覗かせたいですか?

ぜひ、試してみてくださいね!

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