あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
旧年は修士論文のWordファイルを開いたノートパソコンのブルーライトを浴びながらカーテンの向こうに昇る初日の出をぼうっと眺めるところからはじまったわけですが、いつのまにか労働という社会の負のシステムに組み込まれ、特段なにを為すということもなく漫然とここまで来てしまいました。たくさんお金を稼いで家計を維持しひとのためになることをがんばった、という点では自分をめちゃくちゃ褒めてあげたいところではあるのですが、そうした面はべつに桐崎鶉としての活動になんにも関係ありませんし、せっかく2022年まで積み上げてきたものを発展させることがぜんぜんできなかったな、というのが非常に大きな反省点として心に残っているので、今年はもう少し妄想と虚構の世界に生きる自分を大切にしたいな、というのが2024年の目標です。
じつは2023年初めの時点で(桐崎鶉としての)「2023年の抱負!」つってめちゃくちゃ俗な項目をいくつか立てスマホのメモアプリで温めていたのですが、案の定というかなんというか、ひとつも達成しないまま2024年に突入してしまいました。自分がずぼらで心が弱くどうしようもない「そういう」人間であることは誰より自分が知っていたはずなのに、まったく成長がみられない駄目人間とはまさにこのざまですね。
今年こそは創作に力を入れたいな、あわよくばたくさんのひとにちやほやされたいな、という気持ちがあるので、やはり自分にゲロ甘な自分は、他者に見張ってもらいながら少しずつ頑張ってみたいと思います。こうやってインターネットワールドに放流するということは数名程度とはいえ不特定多数の目に触れるというわけなので、スマホのメモアプリでひとりほかほか温めているよりは、緊張感やら責任感やらが発生するのではないかという目論見があります。最終的にひとつも達成できなくて関係各所に見離されると悲しいので、まずはほどほどにがんばれば達成できそうなことを5つ程度上げるくらいに留めたいと思います。
2024年の目標
① 3本以上の小説を発表
② 月1回はnote更新
③ 出版社系短歌賞に応募(1回以上)
④ 出版社系小説賞に応募(1回以上)
⑤ 文フリで新刊頒布(1冊以上)
① 3本以上の小説を発表
ここ数年は短歌でお褒めの言葉をいただくことが多く(わ~~~い! ほんとうにありがとうございました)、それが嬉しくてどうしても短歌ばかりつくってお茶を濁していた側面があったので、今年は短歌に加え、20年来の生き甲斐である小説づくりも頑張っていきたい所存です。あわよくば小説でもちやほやされたいというきたねえ魂胆が見え隠れしていますね。
もちろん短歌もたくさん放流していきますので、引き続きよろしくお願いします。というか、短歌はたぶん目標を立てなくても折々でつくって「見て見て~~~!!!」とインターネットに見せびらかすことがあると思うのですが(実際去年も、短歌に関してはぼちぼちつくることができていたと個人的には思っています)、小説は絶っっっ対目標を立てないと書かない自信があります。だって数千字とか書くの、めんどくさいじゃないですか。めっちゃ時間かかるし。ほんとうに小説って書くの面倒くさいですよね、なんで小説なんて書こうと思っちゃったんですか?
ほんとうはひと月に1本!とか無責任なことを言うべきなのかもしれませんが絶対そんなことできないので(書くのめっちゃ面倒くさいんですよ小説って!)、アカウントをつくったまま放置している「破滅派」というサイトなんかに、不定期にでも掲載できればいいな、と思います。その際はちゃんと宣伝しますので、どうぞよろしくお願いいたします。例年どおりなら所属同人の同人誌に1作は上げられるので、実質あと2本書けばいいだけですね。楽勝かもしんない。フラグかな?
② 月1回はnote更新
もう今月分は書いたし(「これ」のことを言っています)、12月は「1月に立てた目標ちゃんと達成できたかな? 振り返りnote」を書けばいいわけなので実質あと10回ぶんなにか捻り出せばいいだけですね。楽勝かもしんない。やっぱりフラグだな。
③ 出版社系短歌賞に応募(1回以上)
が、がんばります。こいつ急に弱気になったな。「短歌賞受賞!」とか豪語しないあたり肝のミニマム加減が窺えるってもんですね。
④ 出版社系小説賞に応募(1回以上)
も、もしかしてこれに応募するぶんの小説を含めたら、②で挙げた3本に加えて、ことと次第によっちゃあプラス1本書かなきゃいけないってことになりませんか? よ、4本も小説を書くんですか? 誰が?? 私が!!?!?!?!!?(横着して「落選って結果が出たので落選作掲載します~~~は~~~いこれで3本目です~~~~ノルマ達成です~~~~~!!!!」とか抜かし始めるかもしれませんが、それはそれで優しく慰めていただけると幸いです)。
⑤ 文フリで新刊頒布(1冊以上)
以前『治五郎のこと』のお知らせnoteにも書きましたが、今後はぼちぼち個人でも各地の文学フリマに出没していく所存です。順調にいけば、今年は最低3か所で出店側に紛れ込むつもりでおります。
まずは5月の文学フリマ東京を目指し、なにかしらつくる予定です。つまり4月後半くらいまでに1冊つくり終えればこの目標は完遂というわけですね。はい私の勝ちです。なんで負けたのか明日までに考えてくると同時に、これからなにを出すか考えるのでほんとうに助けてください。
無理なく楽しく頑張りたい、といいたいところではありますが、創作が趣味という時点で楽しさを上回るしんどさ苦しさ虚しさは確実に付いてまわります。それでもやっぱり創作が好きなので、しなない程度にほんわか、ちょっとだけ無理しながら2024年も過ごせればと思います。もしなにか私にできることがあれば、ぜひお声がけいただければ幸いです。「桐崎さんのノルマをひとつ減らせるかもしれない案件があるんですが……」という甘言も大歓迎です。今年も生ぬるい目で、寂れた動物園の檻のなかを眺める程度でかまいませんので、桐崎鶉を何卒よろしくお願いいたします。
ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。