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nikumori
スラムダンク井上雄彦さん「バガボンド」29巻末で「現代の私たちにメッセージ」
「グラスに一滴、色の移りけり」
、、、水に異なる一滴の色を加えれば、まるで水滴が覆い被さるように色は馴染んでいく。
「一滴」の影響は計り知れないほどに大きい。
”人と向き合う”というお仕事をしていると、どうしても「これは一滴だ」と思わざるを得ない出会いがある。人や景色や作品など。
「スラムダンク」や宮本武蔵の人生を描いた「バガボンド」で有名な井上雄彦さんの言葉もまさにそう。
「バガボンド」は私にとって「これはコーチングそのもの」だと(コーチングという表現がしっくりこないが、”真剣に向き合う”という本質を描いている作品だと)思っている。
「人と向き合う」という言葉にピンときているあなたにはぜひ読んでいただきたい。そして”感覚”で味わっていただきたい。
また作品だけでなく、作者自身の成長が感じられるのも本作品の面白さ。(心からのリスペクトを込めて)
宮本武蔵が想像を絶する戦いを描いた「バガボンド」29巻末で井上雄彦さんがこんな風に記している。
目の前に見えている今は
今の「い」も言い終わらぬうちに過去になる
ただ享受するだけの過去
一瞬後の未来こそが今
一瞬後の未来を見据えてこそ今に間に合わせていける
今を生きようと思った
「今を生きる」という本質を突いた言葉。
現代を生きる私たちへのメッセージ。
この言葉を”感覚”レベルで味わえるぐらいに「今」を生きていきたいと思う。
つづく