推し、燃ゆ
「推しが燃えた、ファンを殴ったらしい」
宇佐美りん著 「推し、燃ゆ」
芥川賞受賞作
音羽を推すと必ずぶち当たる壁
「推した人は燃えていた」
です。
ぼっちざろっくからのファンである自分でも
たしかに気づいてはいました。
音羽を好きになるとわりとすぐに知らされる
推しは燃えていたことに
それを知って嫌いになるなんてあるはずない、むしろ今でもその内容を全て知ることは出来ていない
怖いから。
本人や昔からのファン達が時間をかけて体験した辛い出来事を、簡単に、歴史の教科書を読んで事柄だけを知るかのように短時間で詰め込むと、自分の心が傷つくのがわかっているから、今は表面の情報だけにとどめている。
見て見ぬ振りをして逃避し、モヤモヤした気持ちを紛らわすために手に取った作品が
「推し、燃ゆ」
でした。(積んでました)
超簡単にあらすじ
推しがファンを殴り炎上、最後は脱退し、一般人に戻る。推しの変化と主人公の人生、推しとは何か、推すことで何が変わるのか。
といった内容です。
主人公に共感
この作品の評価に多い意見として、自分は歳をとったので全てを捧げる推し活は理解できないなどが多くみられた。
(読書メーターを見ての感想)
これに関しては、私は作品の理解はできた、
原因として推し活が変化したからだと思う。
会いに行けるアイドルといった概念やSNSでの交流は、ファン活動あらため推し活の革命で、ここでの共感は自ら取りに行かない限り知り得ない。
20年前のアイドルやアーティストとSNSで挨拶をかわすなんてこと想像もつかない。
「推し燃ゆ」の主人公の行動や発言ひとつひとつが私の事を書いているんじゃないかと思うくらい共感できてとても頷けた
そして何より、この小説に書かれていることは現代社会で珍しいことではなく、外れ値でも流行りでもない
まさに
身のまわりにある普通
身体の一部としてのSNS
心をすり減らすことなく、言葉が体から放たれた瞬間に、なんの緩衝材も無く相手に直接ヒットする刺激は、発信者の想像をはるかに超えて鋭い、そして刺さった後何度も対象を突き刺し続ける。
現代の若者と、SNS、推し活はそんな不安定な状態だし、それもまた現代では普通だ。
推し燃ゆは、私自信の推し活をメタ認知するうえで大切な要素になった。
作品を読んで、今まさに体験している事実と、著者の書いたもの、つまり世間とを程よく擦り合わせることが出来た。
音羽の過去については、少しずつでもこれから知っていきたいと思う。
(ここには残さない)
怖いもの見たさのような前のめりな興味じゃない、好きだから知りたい。
今はそれだけですね。
次回は明るい話し
「12月のライブに向けて!」を考えてます。
まじでまじで楽しみな大切なイベントをどう迎えるのか、お楽しみください。
この記事を書きながらハッピー・エンド・ロールと大正解を聴いていますが、この曲まじて良い!!いつかLiveで音羽が
「デビュー曲としてどうなんだろう」
みたいな事をポロッと話していましたが、音羽さん、この曲をライブで聴いたことあります?
この2曲は特に、情感豊かでぶっ刺さりまくって感動するんですよ、最大のエモーショナルです、まじでありがとうございます。
音羽の声最高すぎるんよ!
音羽の良いところ🤟
ドライブ誘ってくれる!
やっぱり白が似合う
情報凄いだしてくれる!
美しい!
あざす