トルネードバトル4
「おい!源一郎!」
小さく畳まれ、箱状になったムカシトンボのそばでへのへのもへじ状のものが漂っている。
「なんだ?カイシン」
もうひとつのへのへのもへじにダッシュがついたものが返事をした。
「なんだじゃねぇ!呪いってこれかよ」
「ああ、実態があったらひとたまりもない。思念体として存在するというわけだ」
「だからってなんでもへじなんだよ!」
「そう言う趣味の呪い師だったんだ」
ムカシトンボは箱になって付いてくる。
強力な術がかけられているのだろう。
「ざまぁねぇな…」
2つのもへじはふよふよと漂っていた。
「移動はトンボ箱に任せろ」
「ああ、そいつしかいねぇな」
続く
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