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敬語は自分を守るための鎧

敬語を使う場面は、日々の中でたくさんあります。この文章も敬語で書かれています。敬語を使わない日はない、と言っていいです。

たとえば、店員さんに何かを尋ねるときや推しにコメントするときに使っているはずです。

敬語は、相手に対して敬意を払うために使用するものです。そうあるべきだし、それ以外の用途はないはずです。

しかし、ぼくは敬語を違う立ち位置で使用しています。
それが、自分を守るため、いわば虚構の自己を形成するために使用しています。

職場で、上司にはもちろん敬語を使用しますし、同僚にも使っています。
「上司に使うのは適当ではないか?」と感じられる方がいるかもですが、その認識で間違いありません。目上の方に対し、敬語を用いるという本来の用途で使用しています。これに加えて、職場での自分を演じるために使用している節もあります。

こうやって書くとなんだか冷たい人間だなと思われそうですが、あまり職場の方と仲良くなりたくないのでそうしているだけです。職場外の方となら、敬語は敬意を払うためのみで使用しています。

職場で変に仲良くなって、なにかに誘われたり(飲み会とか)、人間関係がもつれたりするのって、イヤじゃないですか。ただでさえ仕事なんてしたくないのに、それに加えて人間関係でも疲れるのって、苦行の何者でもない!

だからこそ、自分の中で敬語を職場の方と一線を引くために使っていると捉えています。職場で敬語を使う自分と、プライベートの自分を切り離すためと言ったほうがいいかもしれません。
ともかく、不用意に自分の間合いに入ってこないように気をつけているということです。

上司レベルでこうやって意識的に線を引いているので、同僚でも同様です。なるべくドライな関係を保てるように敬語を使っています。

とは言っても、全員が全員という訳ではないです。親しい同僚は数人ですがいます。ゼロではないです。

ぼくの性格上、人と仲良くなるまでが難しいんだと思います。自分でも把握しきれていませんが、何かの条件をクリアすれば、一気に仲を深められるようになります。
事実、高校からの友人は、いまでも仲がいいですし、日頃から連絡しているのは彼らだけです(友人各位へ、ありがとう!)。

職場で偽りの自分を演じれば、嫌なことがあっても割り切れるかなーという狙いもあります。
ですが、徹底的にプライベートの自分から切り離すためだけに敬語を使っていると言い切ってよいです。敬語の鎧をまとうのは、現代生きる人々にとって一参考になるのではないでしょうか?

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