Comment on dit "mottainai" en japonais ?
「もったいない」。
近頃、この言葉を聞くことは少なくなったような気がする。
使うとしても、食事を残している相手に対して「もったいない」というくらいである。
では、この「もったいない」という言葉にはどんな意味が込められているのだろうか?
このことばの根底には、われわれは仏様(自然)に生かされているのであるから、仏様のご慈悲に対して常に感謝し、神仏に対しては、一切不都合、不届き、不遜な言動や行動を慎み、すべての物は無駄にせずに、大切に使おう、という精神が明らかに存在する。つまり単純にものを節約、倹約すればよいのではなく、常に分をわきまえて、過剰に摂取したりせず、今あるもの、授かったものを、どのように生かすべきかを考えて、暮らさなければならないという教え(ことば)なのである。(難波菊次郎、2008、190)
引用には以上のように書かれている。
どうやら私が使用していた「もったいない」は、その語義本質から外れていたようである。
しかし、もし日本人がこの「教訓」に全くの無知であるとするならば、私たちは一体なにものなのだろう。
「純粋な日本人」など最初から存在しないことは解っているが、「日本人的な」教えを身に着けている人がほとんどいないのも、少し淋しい気がする。
もはや私たちは、脱亜入欧を目指し、しかし中途半端な結果に終わってしまった、「日本人もどき」なのかもしれない。
もしかしたら近い将来、
海外で、このような会話がなされるかもしれない・・・。
What does "mottainai" mean ?
You kidding me, you are Japanese , right ?
How come you don't know about that ?
う~ん。
もしこうなってしまった時、それは日本人的な精神が失念されてしまったときかもしれない。
と
今日も大学生は憂いている。
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