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走ることについて語るときに、、、

わたしの語ることは、

わたしが感じるわたしの価値、が上がるということ。





わたしとランニングの経歴


初めて自ら走ろうと思って外に出たのは、
2021年の3月のこと。
パンデミックの真っ只中に、
なにか運動がしたくて、
でもジムに行くのは感染リスク的に問題がある気がして、
思いつきでランニングをやってみることに。

アプリでトレーニングプログラムを組んで、
走ってと歩いてを交互に繰り返すレベルからはじめ、
週に3回、徐々に走る距離を伸ばし、1ヶ月で5キロを走れるように。

10キロを走れたのは、始めてから4ヶ月後。

そこから走る仲間が欲しくてランニングコミュニティに参加したり、
気になるカフェやお店を目的地にして走ってみたり、
日々楽しくランをしているうちに、
次はもうハーフマラソン(21.0975k)。

荒川の土手を走る小さな大会 で、
初のハーフマラソンを完走。

ここまで1年。

その年の10月には東京レガシーハーフに出場。
荒川のハーフマラソンから半年後、走り始めてからは1年半。
国立競技場をスタートして、四ツ谷、皇居、銀座と東京名所をぐるりとするハーフマラソン。
沿道の応援が凄かったからなのか、とんでもなく楽しくて、最後まであっという間に元気に走り抜けて、記録は2時間とちょっと。
前回よりうんと楽に走り切った。


その次に目指すべきはフルマラソン。
ランニングを始めて約2年後に、名古屋ウィメンズマラソンに出場。

本番まで数ヶ月は、毎月合計で100k走って、練習用に大会で30kを2回走ってと、
これ以上ないくらいの準備を整えて、大会当日。

あらかじめ決めていたペースで、
1つも逃さず全てのポイントでしっかりと給水をして、
人の流れからも自分のペーからも落ちないように、慎重に、慎重に。

と、途中までは順調だったのだけど、
あと10kというところから、
きつくて、キツくて、
景色を楽しむ余裕も、応援に応える余裕もない。
ああ、あと8k、あと5kと数えながら、
給水だけを楽しみに進む。


こうなると唱えるのは魔法のあの言葉。
念仏のように、最後の最後まで。
"少なくとも、最後まで歩かなかった"
止まりそうになる足にもう力を送れはしなかったから、
歩かない、という指令だけを足に伝え続けた。

お守りの言葉はここからもらったもの。
村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」。


フルマラソンも、ハーフマラソンも
30キロの大会でも、いままでのどんな練習だって、
途中で止めることもできた。
でもわたしは止まらなかったし、
一度も歩かなかった。

マラソンの最後は、
足はきっともう上がっていなくて、引きずるような状態だったと思う。
それでも意地で走り切った。


楽しくランしてる、と上に書いたけど、
楽しいばっかりではない。
キツくないわけがない。
走りたくない日だってある。
マラソンの時のようにおまもりの言葉にすがるしかないことも。

それでもわたしがランニングシューズで道に出る理由は、
たった週3回走るだけで、
(例え1回の距離が3キロとかでも)
昨日より少し速かった、
半年前より楽に長い距離を走れた、
と、日々何かしら、自分を評価してあげることができるから。


仕事をしたら、お金をもらえるという価値。
甘いものとコーヒーで、リラックスできるという価値。
お友達と会うと、笑顔になれるという価値。
家族といると、安心できるという価値。

ランニングを続けることで、自己肯定感が上がるという価値。


それがわたしが走り続ける理由。


今後のマラソン大会の予定


2024/10/27 金沢マラソン
2025/2/16 熊本城マラソン(抽選待ち)

出る方はぜひお声がけください!


おわりに


村上春樹さんが大好きなことも、

ロンドンで仲良くなった人達がランニングを趣味にしていたことも、

小学校の時に長距離が得意だったことも、

その時には気付いていなかっただけで、
わたしはいつか走りだす運命を持ってたのかもね。

とってもとっても相思相愛!

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