心を取り戻して口を回して手を動かす
漫画の原稿に追われているからか、心が空っぽで、なにもない感じがする。『忙』って、なんか乙な漢字だな〜とか、そんなことを思っている間にも心は瀕死の状態だ。
忙しいときって忙しいと思いながらあくせくしない方がいい。だんだんやってることの意味が薄れて、何もしてないのと同じになるから。
8月の最終週、精神が限界だったのか数日原稿は全く手につかず、おすすめに出てくる動画を見続けたり、SNSをダラダラ眺めたり、パズルゲームをしたりと、無意に過ごした。
原稿のやる気がないわけではなく、心がなくなっていることに危機感を持って『逃げないと』ということなんだろうけど、この数日はただ時間を食い潰した感じが否めない。もう少し有意義に過ごした方がいい気がする。
有意義に過ごすってどうすればいいのか。とにかく、無駄なことをして、時間を食い潰したと思わないようにしたい。
ためになる本を読んだり、気になっていた映画やドラマを見る。ハンドメイドも趣味なので何か作ってみたり。そういう過ごし方をするべきかもしれない。
いや、しかし『有意義な過ごし方』についても、慎重に考えないといけない。
有意義であることばかり求め始めると苦しくなるかもしれないし。無意に過ごした時間に罪悪感を持つことだって、不健全な気がする。バランスが難しい。
自分を律することが苦手なので、意味のある時間と意味のない時間の、いい塩梅のバランスを見つけるのは容易ではない。
……とか色々考えていても、やっぱり時間だけが過ぎていくので原稿に手をつけた。
X(旧Twitter)の配信機能『スペース』を利用して、一人で喋りながら作業をやる。これが正解だったのか、思いのほか進む。スペースをしている間はぶつぶつ独り言を言いながら、少しずつではあるが、原稿が完成に近づく。
スペースをしていない時も作業はもちろんしているが、集中力が違う気がする。私は口を動かしていた方が、絵を描くのが進むのか?
もう、一人で延々と喋ってラジオでも録りながら作業とかしようかな。
え、これ一石二鳥じゃないか?やば、気づいちゃった〜〜〜最高。やってみよう。
人がいる方がいいかもしれないけど、とりあえず一人で作業しながら、ラジオを録音してみようかな。
ずいぶん前からポッドキャストをやりたいと思っていて、フォロワーとツイキャスでラジオごっこをしてみたり、仲のいい後輩を誘って録音をしてみたりした(編集をしてもらったけど、まだアップしていない……!)けど、一人でもやってみたいなと思っている。
かなり前にstand.fmというサイトで数本音声をあげてみたけど続かなかった。当時はまだ恥じらいがあって諦めてしまった。
今ならできそうな気がする、という根拠のない自信がいま満ちている。慎重に挑戦しよう……。
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