短歌 008

甘いのが苦手な君に渡したい
ちょっとお高い袋麺とか

あの人に渡してみたいわこの手紙
私の知ってるあなたの全て

刺すように輝くいしに見惚れてる
真っ白な視界で見据える先は

愛や恋とかわからないから言って
その目で口で身体でもいい

あれはダメ、これが良いよを真に受けて
出来上がったわあなたのドール

指先が触れ合うたびに意識して
反吐が出るわね愛だの恋だの

ラブアンドピースを掲げてどうするの
必要な人らに届かないのに

生ゴミのような生活に彩りを
与えたところで腐るつま先

抱きしめて?嫌になるほどきつうく、ね
そしたら私諦めるから

泣き顔が眩しいことってあるんだね
そう笑う君もぴかぴか泣いた

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