Unity-chanカフェ
この作品は、ロボットアームとVRゴーグルによって「あ~ん」を再現するシステムです。2018年5月に行われたデジットハッカソンにて、チームDDDで制作した作品となります。
UnityとHTC VIVEを使い、Unity上のアニメーションと、現実世界のロボットアームの動きを同期させています。
なぜ作ったのか
UXデザインが調査・分析から潜在ニーズを探し出すのに対して、ハッカソンでは自らの欲求が起点となり開発がスタートします(DDD=Desire Driven Development)。男の欲求=「あ~ん」してほしい、という極めて単純な動機から制作が行われました。
技術×技術
アイデアは既存の要素の新しい組み合わせと言います。このプロジェクトも、VRと電子工作という技術と技術の組み合わせです。チームメンバーがそれぞれの専門分野を活かし、技術分野を越境したチーム開発を行うことで、システムを構築することができました。
チームが越境して開発することで、「自分には当然の技術でも、他の技術者にとっては新鮮」というシーンがしばしばありました。結果、ロボットアームの動きを一から数式化してみるという経験にも恵まれました。理論で知っていた数式を組み合わせていく、刺激的なプロセスでした。
作品の意義
「あ~ん」してほしいという欲求から始まったこのUnity-chanカフェですが、その意義は欲求を満たすだけにとどまりません。
1. 労働人口が減少した社会における人間らしい生活の維持に貢献できる
2. CG, モーションデザイナーが培ってきたモーションデザインを現実世界に具現化することが可能
3. デジタルツインを活用した開発の事例になった
デジットハッカソンについて詳しく知りたい方は、デジットハッカソンのwebサイトを御覧ください。