気づいたら最年長 ワタシがおじさんになったら
こんにちは電通総研 UXデザインセンターの澤畑です。
ワタシはUXデザインセンターのなかで最年長です、気づいたら。UXデザイン界隈は近年注目されるようになってきたのでまだまだ若めの方々が多いと思いますが、ミドル層の方や、若い皆様もUXデザイン界隈でいつかミドル層になるかもしれないと思うので、いつの間にか年長者となったワタシの思うことが、そんな皆様の参考になったらと思います。
気づいたら最年長!
当たり前ですがワタシにも先輩がたくさんいた環境と時代がありました。しかし年次が進んだせいか、ついに先輩と呼べる存在は不在となりました。心の準備もなく、気づいたら自分が最年長メンバーに。ワタシの場合はUXデザインセンターができたときに異動してきたのですが、そこで最年長メンバーとなりました。そして一旦最年長となると、ワタシを超えてくるメンバーが入ってくることはなかなかない模様です(最年長4年目)。
先輩不在だからこそ、自分を律することの大切さ
先輩がいた時はお手本が身近にいたので(今思うと)とても助かりました。しかしお手本が身近にいなくなった今、自身を成長させたりするためには視野を広げて色々なことをキャッチアップをしていかないといけません。
同時にこれまでの経験を改めて見直して、捉え方を変える(リフレームする)ことの重要性にも気づきます。過去のことだからもう役には立たないわけではなくて、今振り返ると新たな発見や今行き詰まっていることの道筋が見つかったりします。
経験は積んでいるのでプロフェッショナルとしての価値提供はしつつ、さらなる価値向上のための行動が大事になってきます。気軽に気づかせてくれる存在=先輩が不在なので、自分を律していろいろ取り組むことが大切だと考えています。
年齢は意識しないようにしたい
自社チーム内でのコニュニケーション先は自分より年下になることが確実なので、年齢・年次ではなく、知識・技術・人柄に注目してフラットにコミュニケーションを取ることを心がけています。UXデザイン界隈もまだまだ新しい概念やツール、手法が出てくるので、年齢問わずキャッチアップをする必要があります。得意なメンバーに教えてもらったりはもちろん、デザインや考え方をいつでも指摘をしてもらえるようにして(そのためにこれといった決め手はまだ見つけられていませんが、オープンな気持ちを心がけています)、アウトプットの質を高めるチャンスを持てるようにしておきたいですね。このあたりは業種・業界問わず言えることではないでしょうか。
ワタシがおじさんになったら
年齢は意識しないようにしたいと考えつつも、時と場合と人によっては気を遣ったり上手に振る舞ったほうが良い場面もあるなぁと実感しています。
まずは少し気を遣ったほうが良い場面から。 自分の言葉で相手が萎縮してしまう可能性があること。経験があると思われると、アイデアの展開などで一緒にやっているメンバーが萎縮してしまうことも起こり得るので、コミュニケーションに注意して幅広く展開できるようにしたいものです。
もう一つは、とはいえトシは使いようという場面もありますね。 経験があるということは時として強い説得力を発揮する(いぶし銀効果)。ということも自覚して、プレゼンの時などに強力な援護射撃の一撃を持っていると考えておくと良いかもしれません。
まとめ
心の準備もなく、自分が一番先輩に事態にはびっくりしますが、自分ができないことや自分にしかできないことを自覚して、日々の仕事に取り組んでいきたいですね。思い出すと自分もあまたの先輩たちに面白いことをいっぱい教えてもらったり気づかせてもらったような気がするので(気がする)、自分も同じような存在でありたいなぁと思っております。