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【前半編】UXリサーチとは? UXデザインにおいて根幹となる「調査・分析」に迫る

こんにちは。
2年前にUX(ユーザーエクスペリエンス)と出会い、
UXデザイナーを目指し奔走し、
今秋、念願のUX職にデビューを果たしたMayと申します。

日々分からないながら、学び、悩み…を繰り返し、本当に少しずつではありますが一人前のUXデザイナーに近づいていければと思っています。

UXのコト、UXに強く関係するマーケティングのコトなどなど

学んだことをどこかでアウトプットしたい思いから、1週間から2週間に1回程度を目標にNoteに記していければ…と考えています。

今回は!
最近の関心事…「UXリサーチ」についての講義を受講しました。
そこで学んだことや、実際にユーザーインタビューに参加した感想について記していけたらとおもいます。


目次



1.UXにおける「リサーチ」とは何か

UXデザインとはじめて聞いた時、サイトやアプリの見え方など「デザイン」のことを想像することが多いと思います。

※「UXとは?」と疑問に感じた方へ
前回の投稿で触れていますのでよろしければチェックしてみてください〜!


しかし、私たちが実際に使っているサイトやアプリができるまでには、デザインや制作をする前に調査や分析と行ったプロセスが取られています。

そのサイトやアプリを使う「ユーザー」や商材やサービスそのものについて調査や分析をします。その結果を元に、ユーザーに寄り添ったサイトを作成できるのです。

上記の工程を「UXリサーチ」と言います。今回はそのUXリサーチについて最近学んだため、記していきます。


以前、GoogleのUXデザイン資格コースをオンライン受講していました。
その際にも、「UXリサーチ」の重要さは言及されていました。
※GoogleのUXデザイン資格コースについては、また別の機会に記述したいと思います。


このコースで、「UXデザイナー初級者」に対して必要なスキルで下記のように挙げられていました。

Entry UX designer roles

- Research
- Wireframe
- Prototype (An early model of a product that demonstrated functionality)
- Information Architecture
- Communicate Effectively

https://www.coursera.org/professional-certificates/google-ux-design
Google UX Design プロフェッショナル認定

必須スキルの一番最初に挙げられていることからも、UXデザイナーを志す者にとって、「UXリサーチ」の重要さについては感じます。

ただ「リサーチ」と言われても「一体何をするのだろう?」と疑問に感じてしまうと思います…
私も、漠然とした「UXリサーチ」について理解が追いついていませんでした。

一般的に、UXデザインは下記の4つの段階で分けることができます。

  1. ユーザー理解と価値発見(調査・分析)

  2. コンセプトデザイン

  3. プロトタイピング

  4. 体験の評価

UXリサーチは1の「ユーザー理解と価値発見(調査・分析)」に最も関連した分野です。

さらに詳しく知るために、「UX」そのものを様々な軸から分解して「UXリサーチ」がどの立ち位置にあるのかえお見てみましょう。
そうすることで、「リサーチ」が「何を目指すプロセス」なのかが分かってきます。


①UXを分解する(プロセス軸)

初めに、プロセスの軸からUXをみていきましょう。
図の下から上へと順番にUXデザインのプロセスは進んでいきます、
「戦略」、「要件」、「構造」、「骨格」、「表層」の順に、抽象→具体の方向に進行していきます。
リサーチは特に一番下層で最初の「戦略」に関連されます。

UXの五段階モデル(https://sevendex.com/post/491/)

ユーザーリサーチでは、この「戦略」部分が強く関わってきます。
戦略がしっかりしてこそ、そのあと表層=デザインに「ユーザー」のニーズにそりつつ、サイトで商材やサービスの伝えたいことを的確に伝えられるのです。

ユーザー視点以外にも、ビジネスにおいてはマネタイズしなくてはならないため、戦略においてそれも重要となります。

戦略は最終的なアウトプットとビジネス視点を紐付ける、非常に重要な役割を持っています。
戦略策定が曖昧だと、どんなにユーザーにとって使いやすいサービスができてもマネタイズできない、ビジネスとして破綻してしまいます。UXデザインと聞くと「ユーザー目線」のイメージが強いですが、ユーザー目線でビジネス成長を考えることが本質です。

https://sevendex.com/post/491/
UXデザインの5段階モデルとは


余談ですが、以前UXデザイナーの方と話していて、非常に印象的だったお話があります。

UXデザイナーとして、もちろんユーザー視点について考えることは最優先事項である。
しかし、ビジネスである以上は利益も無視できない。
そういう時は、ユーザーにとって何が一番最適かを利益を取っ払って考える。
そこから、どうしても譲れないビジネス面の要素を足したり、ひいたりしていく。
そうすることで、ビジネスに偏りすぎないUXデザインを生み出せる

UXデザイナーさんとの印象に残っている会話より

ユーザーセンターの意識は保ちつつも、ビジネスの要素を取り入れなければいけない時、このことを覚えておきたいと思いました。


②UXを分解する(時間軸)

UXを時間で分解することもできます。

今回は「トイザらスで子供にクリスマスのプレゼントを買う体験」を例に、考えていきます。

  • 利用前:予期的UX(クリスマスのプレゼントを買おう。トイザらスで探せばいいものがみつかるかも)

  • 利用中:一時的UX(トイザらスのサイトで子供が好きなブロックのおもちゃが見つかったので、購入した)

  • 利用後:エピソード的体験(プレゼントを開けた子供が、はしゃいで喜んだ。ずっと欲しかったものだったらしい。よかった!)

  • 利用時間全体:累積体験

このように時間的体験から分解していくと、ユーザーにとって商品はサービスについて「経験」することは思ったより多く、そして時間的に長く捉えることができます。

様々なポイントでユーザーと関わることがわかり、そのポイントごとでのデザインについてもユーザーインタビューで調査したり、分析したりします。

以上、「プロセス軸」と「時間軸」でUXデザインを分解して「UXリサーチ」について考えてきました。

UXリサーチの重要性が分かってきたところで、今回は以上とします。

次回はUXリサーチとはどのような手法で、何をポイントに行われているのかについて記していきたいと思います。


これからも、1から2週間に1回を目標に、UXに関する学びの投稿を目指しています。

よろしくお願いいたします!

May


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