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#横須賀市浦賀の日常風景+暗渠とか
サクッと浦賀を散歩して撮影した写真です。日常の横須賀をお楽しみください。ちょこっと暗渠開渠もございます。
出発はいつも終点浦賀駅
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浦賀駅から望める旧造船所、住友の工場。何やら大きなものが動いてました。10tと書かれている部分が可動部のようです。
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機械萌え、錆萌えにも対応中。工場の階段とか手摺りってかっこいい。
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浦賀の住友といえば、こちらが好きな人も多いのではないでしょうか↓
SRFの文字がまだ健在でした。浦賀にいつまでも残っていて欲しい建物です。
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今日は西へ向かって行きます。
県道と工場を隔てる壁は当時の煉瓦を保存していて嬉しい。壁を背景に旧造船所内に唯一残されているクレーン部分を撮ってみました。近づいて古い煉瓦を愛でるのもありです。
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浦賀港。向こう岸にポンポン船の見える風景。潮がひいていて、古い石垣部分の下にも構造物が露出中です。
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ちなみにバスで浦賀駅から久里浜方面へ抜けていくと、造船所のおしまいに浦賀の民家と低い山が対岸に見えます。小さな湖を抱いたようなその可愛らしい町並みは、紺屋町というバス停付近で右へカーブし車窓から消えて行きます。その寸前に、窄まった港の入り口を前景として千葉の山並みが見えます。刻がよければ右手には砂利運搬船が入港しているかもしれません。また、雨であってもこの景色は全く毀損されることなく、むしろ千葉が軽妙に雲隠れするなどして一段と美しくさえあります。
この町並みと景色という宝物はまだ行列ができるほどではありません。漫画家さんにもさほど取り上げられていないので、鎌倉の踏切越しの海岸のように海外から聖地巡礼に訪れる人波もありません。実にのんびりとした日常が流れています。
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大通りを一本中へ入ると、また違った風景が待っています。横須賀でも古い歴史を持つこの町には、そこかしこにかつて生活していた人々の発する信号を見つけることができます。
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石積みの暗渠へ続く暗がり。
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電信柱は木製が現役です。私はサッカーの三浦知良さんにあやかり「木製電信柱カズ」って呼んでます。
背負っているものものが他のコンクリート製の柱と同じかそれ以上です。カズさんかっこいい。
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町並みに溶け込む木製電信柱キングカズさん。くねった道は暗渠へと続くせせらぎに由来するのだろうか。
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この先は坂道を越えると久里浜という街へ抜けます。でもそれはまた別のお話。今日はここまで。行列のできる町並み、まだだけどね、の浦賀でした。
fine 休憩室 N