文学とAI

今どきはAIが小説も書いてくれるらしい。
すごい時代である。
しかしAIが人間の作家に置き換わるということはあるのだろうか？
私はないと考える。
なぜなら人間にはストーリーがあるからだ。そのストーリーとは、人間がどこで生まれ、何を見聞きして育ち、何を考えて作品を作ったのか、ということである。それがAIにはない。
AIと差別化していくためには、作家のストーリーを全面に押し出していく必要性があると私は考える。
それは生活の切り売りになるだろう。しかしその痛みを伴わなければ、AIには勝てない。
作家のストーリーを知り、その人間性に惚れて本を買う。これからの本を取り巻く環境は、そんなスタイルへと変わっていくのではないだろうか。