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パーパスよりもビジョンです。オンラインセミナー【基本原則編3】ビジョン・キャスト メソッドとは?

日本全国に拠点を置く、クリエイティブ&デザインエージェンシー アンティー・グループの中にある研究チーム、ビジョンデザインラボがお送りする、Youtubeオンラインセミナーの要約記事です。

ビジョン・キャスト メソッドの基本原則を解説するセミナー第3回
この独自のアプローチについて造語の意味や、概念図を用いて解説します!



1. ビジョン・キャストの意味 02:52

ビジョン・キャスト(Vision-cast)は、Vision(未来像、視覚)とBroadcast(広める、放送する)を組み合わせた造語です。ビジョンを広めていくという意味合いがあり、21世紀の組織が持続的な成長を遂げるためには、作りたい社会の未来像を描き、理想を視覚化することが重要だと考えています。

基本原則編2の講義でも、パーパスとビジョンの違いを詳しくお伝えしていますが、企業や組織にとって、自分たち自身の成長イメージや存在意義を考えることはそれなりに着手しやすいと思います。それだけでなく、自分たちが成長した先に、一体どういう社会を作りたいのか?というイメージを抱くことこそが、大切だと考えています。さらにその両方を鮮明にビジュアライズする、ということの重要性を訴えるべく、ビジョン・キャストという造語を作りました。このセミナーでは、この二つのことをしっかりと行っていくメソッドを具体的に解説していきたいと考えています。

2. ビジョン・キャストの概念図とメソッドの順序 05:43

【概念図】

このビジョン・キャストを概念図にして解説します。
まずは核理念という、企業理念を作っていく上で一番の核になるような、例えば創業者の方の想いやそこに集ってる人たちのカルチャーが存在します。そこから、アイデンティティデザイン、インナー・アウターブランディングを経て、ミッション達成とビジョン実現につながるプロセスを示しています。この概念を大きく、企業のデザインとして自分たちの目標や存在意義を明確にし、社会のデザインとして理想の未来社会を作ること、と分類できます。

ぜひ基本原則編2の講義もチェックしてほしいのですが、パーパスとビジョンの違いも踏まえて参考にしていただければと思います。自分たちの成長した理想像をしっかりと見据えて目標を達成していく。ただ、それだけではなく、その目標達成を何のために果たしていくのか?というと、この先にあるより良い未来社会を作っていくためであり、未来社会創造の一端を担うということです。あらゆる企業や組織が、より良い未来社会を作っていこうとしている中で、自分たちが得意なこと、自分たちにしかできないことは何なのか?それがこの企業や組織のミッション、ということになるわけで、まさに存在意義ということです。そのことで、人類全体で作っている未来社会創造の一端を担い、寄与するということになります。

【実行の順序】10:27


順序1. 理念の核 抽出 10:59
経営者や創業者へのインタビューを行い、組織の理念の核となる部分を抽出します。
今まで行ったプロジェクトでも、創業者の方の生い立ちにまで触れていくようなケースも多く、とても興味深いプロセスです。ひとの想いの根幹となる、理念の核となるものを抽出をしていくわけです。

順序2. ビジョンデザイン 11:52
次に、自分たちが作りたい未来社会のイメージを明確にします。
2番目はアイデンティティデザインかな?って思った方も多いかもしれません。実は2番目は、この一番右側のビジョンのところなんです。先ほどの一番目の理念の核となるところを抽出していくときに、自分たちは一体何のために存在してるんだろうという、その存在意義、いわゆるミッションとかパーパスのような、それらの核となるものを探っていくわけですが、そのときに同時に自社の理想を達成した先に、で?何がしたいんですか?と聞くわけなんです。つまり、外的理想について明らかにしていきます。

順序3. アイデンティティデザイン(ミッション策定含む)13:20
核理念とビジョン。この2つを併せ持って、自分たちが何者なのか?ということを構築していくのがアイデンティティデザインです。実際の詳しい手法は実践編でお伝えしていきますが、言語化→擬人化→視覚化というプロセスを経ていく独自の手法をワークショップで展開していきます。これがとても楽しいメソッドなので、実践編を楽しみにしていただきたいです!CI、VI、ビジョン・ミッション・バリュー・プリンシプルといった、理念体系ピラミッドの策定を行う工程です。

あわせて、ビジュアライゼーションの方も走っていって、自分たちのビジュアルアイデンティティですね例えばロゴとか、それからカラー計画だとか、そういったものも含めたビジュアル開発というものもここでしていきます。

順序4. インナー・アウターブランディング 15:55
インナー・アウターブランディングの両軸でスパイラル状に活動を展開し、ミッション達成の先にあるビジョン実現を目指す段階です。

3で構築したアイデンティティデザインをもとに、インナーとアウター両方に向けたブランド活動をスパイラルを生み出しながら行っていくということが大切です。インナーアウターブランディングを行っていくと、このスパイラルが回っていき、企業や組織の価値がどんどん高まっていって、ミッション達成ということを成し遂げていくわけです。

ビジョン・キャスト メソッドの実行の順序をさらに詳しく、実践編で解説していきたいと思いますので、ぜひそちらもお楽しみに!


チャプターとタイムスタンプ

  • 00:00 - オープニング

  • 00:35 - パーパス経営についての疑問と危惧

  • 01:17 - 鍵はビジョン ビジョンキャストメソッド

  • 01:52 - アンティー・ビジョンデザインラボと講師の紹介
    ーーー

  • 02:20 - 本編スタート

  • 02:52 - 1. ビジョン・キャストの意味

  • 05:43 - 2. ビジョン・キャストの概念図とメソッドの順序 【概念図】

  • 10:27 -【実行の順序】

  • 10:59 - 順序1. 理念の核 抽出

  • 11:52 - 順序2. ビジョンデザイン

  • 13:20 - 順序3. アイデンティティデザイン(ミッション策定含む)

  • 15:55 - 順序4. インナー・アウターブランディング
    ーーー

  • 17:06 - クロージング

・Youtube

・Podcast

このセミナーでは、パーパス以上にビジョンを重視し、理想の未来社会像と組織の姿をビジュアライズすることで、企業や組織に持続可能な成長を促す革新的なアプローチについて、私たちが実際の業務で培ってきたノウハウやオリジナル資料も含め、たっぷりと発信していきたいと思います。これまでの企業理念やブランディング業務を通して得られた、数々の知見やメソッドの集大成として、かなり本気で取り組んでまいります!笑

自分たちらしい企業経営や組織づくりで、事業やプロジェクトをグロースさせたいけれど、その方法がわからないとお悩みのみなさまにとって、新たな価値創造をもたらすヒントになれば幸いです。



アンティー・ビジョンデザインラボ

日本全国に拠点を置く、クリエイティブ&デザインエージェンシー
アンティー・グループの中にある研究チーム

数々の企業理念策定、ブランディング業務を通して得られた知見やメソッドをもとに社内外の仲間と価値創造の模索を行う


このセミナーで紹介しているビジョン・キャスト メソッドは、アンティー・グループ内にあるブランド開発会社、アンティー・デザインのサービスとして提供しています。

企業や組織のブランディング、理念策定など、プロジェクトのご相談は、概要欄のメールアドレスまで、お気軽にお問い合わせください。


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