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追い焚き機能とグラス

なんとなくTwitterを見ていたら、「バイクで温泉に行ってきた」というTweetをみて、お風呂の中でお風呂について浅はかに考えた。

温泉

 僕の周りの人たちは温泉が好きなひとが多い。僕自身はその時の状況によって好きだとも言えるし、興味があまりないというのもあり、なんとも言えない。家族や友人と行くのは楽しいに決まってるから、今回は”一人”を条件としよう。
 例えば、一泊二日で登山に行き前日にお風呂に入れなく家に帰るまで時間がある場合の温泉は好きだ。ごっそり汚れをもっていってくれる。寒い日なら湯船に入って芯まで温まるのもビリビリして楽しい。休みの日にただ温泉に入りに行くということはしない。ただ周りの人達は温泉を目的にお風呂に入りにいくのを見る。

自宅の風呂

 家のお風呂は、賃貸だが追い焚き機能があり窓もありシャワーの威力も強く何も文句がない。都市ガスでプロパンより安いのも大事。基本的には湯船に浸かる、真夏は流石にシャワーだけのときもあるが一年を通しては湯船に入るほうが多い。

なぜ温泉に

 家にお風呂があるのになぜわざわざ温泉に入りにゆくのか。

  • 家のお風呂が汚い

  • 家から出たい

  • サウナに入りたい

  • バイクに乗る目的がほしい

  • 温泉の効能に期待している

  • 足を伸ばして入りたい

  • 老舗の雰囲気が好き  など

と色々あると思う。理由なんてなんだってよいしそれぞれに事情がある、それを承知の上で家の風呂を再構築、見直すことでもっと家の風呂を好きになれないか。と考えた。身近なものを再発見。

下ごしらえ

 家のお風呂をとにかく綺麗に掃除する、これを運動ととらえて汗かくくらい一生懸命に掃除をする。それでも足りないなら外で走ってくる、家で筋トレをするのも良し。とにかく疲れることをする。空腹でないと食べられない、空腹は最大の調味料。お風呂の目的は、疲れを癒やす、汗を流すことが目的としたら、とにかく動く。ドロドロになろう。そしたら、湯船にお湯を貯めよう。温泉の素も忘れずに。

 コンビニ、スーパーまでひとっ走りして、炭酸、ビール、牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、なんでも良い。自分の好きな飲物を買ってきて冷蔵庫にいれて冷やそう。そのとき一緒にグラスを冷やそう。キンキンに。

 さらにお風呂で過ごすために見たい映画、動画、音楽何でもよいから決めよう。ジップロックを用意してスマートホンを入れられるように。贅沢を言えば、防水のBluetoothSpeakerがあれば尚良。

 でっかいバスタオルを1枚用意。とにかく雑に拭けて包み込んでくれるものが良いと思う。

いざ、鎌倉

 下ごしらえが終わったら、水を一杯飲んで、いざお風呂へ。
好きなものを見ながら、ゆっくりと温まる。熱くなってきたら、上がって水を足にかけたり、腕にかけたり、頭にかけたり。胴体はいきなり冷やすと心臓に悪い気がするから、耐えられるところにシャワーをかける。そしたら、また湯船に入る。これを好きなだけ繰り返す。時々椅子に座ってボーッとしても良し。窓を開けるとすーっと風が入ってきて気持ちが良い。お風呂が冷めてきたらもちろん追い焚き。シャワーも勿体ぶらずに使いまくれ。
 こんなことをしていたらもう出来上がる。風呂上がりにどでかいバスタオルで体を拭き、パンツをはいて冷蔵庫からおもむろに冷えたグラスと飲み物を流し込む。完成です、ええ。

と、ここまで考えてお風呂からあがった。

 何が言いたいかというと、家のお風呂もただこなす業務ではなく、楽しんで入ることができる、温泉施設には必ずある”他人の存在”が一切なく、手が届くところに自分のお気に入りの石鹸、シャンプーがあり、順番待ちもすることがないドライヤー、スキンケア。そのまま家でゴロンとできる。

結論としては、一人で温泉に入りに行きたいという欲はなく、必要なのは、追い焚き機能とグラスでした。

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