「業界構造の変革にチャレンジする姿勢に共感」新卒でウーオに入社した半年間を振り返る。
北海道大学で、水産業において統計学を用い、どのように漁獲を管理すると良い資源状態を作れるかという研究を行っていた宗原さん。
就職する際、複数の選択肢があった中、スタートアップであるウーオに飛び込んだ経緯とこれからについてのインタビューをご覧ください。
本日はよろしくお願い致します。
まず大学で勉強していたことを教えてください。
北海道大学にて、漁獲量の上限設定に伴い、今後どのように魚の量が変動していくかの予測をタイで行っていました。
なぜタイだったのかというと、単純に楽しそうだなと思ったからです笑。
熱帯海系は、魚種数がとても多いという特徴があります。魚種数が多いという事は、それだけ管理が難しいということです。そういう意味では研究の需要がとても高いが難しい分、楽しいんだろうなという思いからタイでの研究を行っていました。
いきなりグローバルな話だ…笑。
よく統計学っていう言葉が宗原さんから出てくると思うんだけど、水産業と統計学の繋がりについて教えてもらえますか?
私が行っていた研究は、水産の中でも生物学的というよりは数学を使う研究であまり人気のない研究でした笑。
もともと私自身が数学が好きだったという事もあるのですが、数学を使って魚の数を予測したり、管理するってとても楽しそうだなと思ったからです。
魚の資源量の変動を予測する数理モデルというものが沢山あります。
その中でどのモデルが良いのかなどを現実のデータと照らし合わせて検討したり、そのモデルを使って、実際に漁業管理をしたら、将来どのような資源状態になるのかといったシミュレーションをパソコン上で行ったりしていました。
そもそも水産業に興味を持ったきっかけを教えてもらえますか?
まず父親が水産学部の教授だったので、小さい頃から海と研究室の距離が近かったのが大きいと思います。自然が好きだったので、農学と水産で迷っていたんですが、小さい頃から馴染みのあった水産を選択した感じです。
一言でまとめると、環境がひとを決定する感じですかね笑
物心ついた頃から、父親の研究室に遊びに行ったり、海に連れて行かれてたりしていたら、そりゃ当然好きになるよなと。
フィールドに特化していた研究室だったので、ダイビングやシュノーケリングによく行ってました笑
就職先も色んな選択肢がある中、なぜスタートアップであるウーオに決めたんですか?
水産業に関わりたいという気持ちは大前提で、商社なども検討したんですが、規模が大きすぎて、水産業との関係性が薄いなと感じてしまったことが理由の1つです。
組織が大きすぎて、産地との関わりが薄くなるのならば、逆に規模の小さな会社に絞ってみてはと思い、ウーオと出会いました。
ウーオはITを軸に川上から川下まで水産業と関わっている会社です。
私自身、プログラミングも行っていたので、この会社なら現場と近い環境で、自分の得意分野を活かしながら仕事ができると思った事も理由の1つです。
研究を通して、業界構造を変えていかないと最終的には漁獲管理についてもよくならないと思っていたので、水産業の流通改革をミッションにあげている点も、とても魅力的に感じました。
ウーオに入社して半年が経ちましたが、この半年で行ってきたことを教えてください。
色々やってきてはいますが、漁獲情報の整備です。
最初の頃は、土谷、三京、私の3人で漁港から届いた情報を配信するという事を行っていました。アナログ運用かつ属人的な動きになっていたので、体系的に交通整備を行いながら、フォーマットが決まっている産地については業務委託メンバーと共にOCR技術を開発し、ほぼ100%自動読み取りできる状態を作っています。
OCR技術に対応できない産地については、オペレーターを配置し、チーム体制を構築できている状態です。
細かいタスクで言うと、開発者として携わりたいという気持ちもあるので、三京さんから開発案件をもらって、自分の技術を磨いています。
開発やチームを動かすためには、他チームの動きや、特に魚の売買の流れは把握しておきたいのでセールス業務も少しやっていたりします。
どの魚をアピールすれば良いか日々試行錯誤中です。
新卒半年で自分でチームを構築するとはすごいですね!そんな宗原さんですが、これからウーオでやっていきたいことはありますか?
Mahehama Cloudでデータを蓄積して活用していける土台ができつつあります。次フェーズでその情報をどう活用するかという場面にきた時に、今まで培ってきた統計学を使って、分析から数字を作り施策に移すという部分で、さらにギアを上げて、Maehama Cloudの価値づくりに貢献していければと考えています。
さいごに、こんな人と一緒に働きたいを教えてください。
自分のやりたいことや将来像を言語化できる人ですね。
やることに対しての否定は無いですが、「何をやるか」について具体的な指示が降りていくるわけではありません。抽象的な課題は共有されているのでその中から課題を抽出し、具体的な施策まで考え実行するという事がどのポジション、経歴に関わらず求められるのがウーオだと思っています。
私自身、「待ち」の姿勢になっていた時期もあり、課題は理解したけど、どうすれば良いんだろうと考えるだけで時間が過ぎてしまうという状態に陥った事があります。
ここから、どんな事でも小さくても良いので、1歩でも前に進めることの大切さを学びました。
今ある事象から課題を発見し、具体的な施策に落とし込める人、その実現の為にアクションを起こし自走できる人は、とてもFITするんじゃないかなと思います。
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