追われる立場だからこそ模索を続けるんです ── 5年目の「UUUM GOLF」 座談会
仕事でゴルフを教えてもらえるなんて最高なのでは?!
──「UUUM GOLF」座談会は久しぶりなので、少し振り返りから。フィールドに出ての撮影が、コロナの影響で思うようにいかなくなった時期もあったと思うんですが
(制作 はらだ)
そうですね、まとめ動画やストックでチャンネル運営を乗り切り、だんだん撮影もできるようになっていったという感じです。いろいろとバーチャルの形も模索しましたが、改めて、ゴルフはどこまで行ってもプレイすることが大前提だと考えています。
── そして2021年、かえでちゃん含め、MC 3人を迎えました。3人になったことに背景はありますか?
(制作 はらだ)
どうしても前MCの印象の影響が出る時期でしたし、その中でのMC募集だったので、見え方として難しい面もあると考えたんです。一人ではなくグループというのはその側面もあります。
(事業企画 なかみち)
それに、社員MCのかえで、Instagramクリエイターのかえち、ライバーのきぃ、と少しずつ違う切り口を持った3人でおもしろくなるんじゃないかなと。
── そして社員として入社し、MCとなったかえでちゃんですが、そもそもMCに応募した経緯をというのは?
(MC かえで)
当時、ゴルフを始めて1-2か月でしたが、ゴルフレッスンでの会話でMC募集のことを知りました。正直「UUUM GOLF」をすごく見ていたわけではなかったですが、チャンネルは知っていて少し見始めたという時期でした。
私はとにかくゴルフがうまくなりたいという状況だったので「仕事でゴルフを教えてもらえるなんて最高なのでは?!」と。それだけの理由で応募しました。
── 実際、社員として入社しつつMCになって、どうでしたか?入社当初の頃など
(MC かえで)
思っていた以上にがっつり会社員!と感じました。すぐ撮影ではなくて、新入社員研修とか、まずUUUMの一員になってからというのがありましたね。なので、始めから生活が大きく変わった感じはなくて、徐々にMCになっていった感じで、今思うとそれは良かったなと思います。
ご提案の幅が広がりました
──さて、新たなMCが入りました。ということでみなさんどう活かしていこうかといろいろ考えたんですよね?
(営業 かみお)
ウェアの「胸スポンサー」など、3人だからこそ出面が増えるという強みがありますね。それに、3人の社員、インフルエンサー、ライバーというバックグラウンドの違いによって特徴も出るので、クライアントへのご提案の幅が広がりました。そこも3人になった強みだと思っています。
(営業 さとう)
「UUUM GOLF」に女性メンバーが不在となった時期が半年ほど続いた後だったので、その面でも良い変化になったと思います。やはり制作面でも営業面でも女性、男性両方の目線というのが必要だと思うんです。
(制作 はらだ)
やっぱりゴルフには明確な目標「100切り」があるので、そこを目指す前提は最初からありました。それを、かえでちゃんだけでなく3人で目指すのが従来と違う部分になったと思います。
その「100切り」に向けたコーチ選びは重要だったので、チーム内でかなり話し合いましたね。結果、岩本砂織プロにお願いすることになったんです。
え!そうなんだ!という衝撃
(事業企画 なかみち)
岩本プロによって、レッスンコンテンツもいい方向に変化したと考えているんです。かえでちゃんも岩本コーチでよかったよね!
(MC かえで)
ほんっとうに良かったです!
(事業企画 なかみち)
岩本プロのレッスンで印象深いのは?
(MC かえで)
今ちょうど思い浮かんだのは、100切り試験後に撮影した「バンカーから嘘みたいに楽に出る打ち方」です。
(事業企画 なかみち)
100切り試験でバンカーで苦戦した後、一発目の岩本プロのレッスン撮影だね。
(MC かえで)
私、それまでは間違えた考え方をしていたポイントがあって、教えてもらったとき、撮影中ですが、え!そうなんだ!という衝撃が強すぎて覚えてるんです。
── その後、バンカーの打ち方は全然変わったんですか?
(MC かえで)
まだ苦戦はしてるんですけど(笑)でも、認識はちょっと変わりました。
追われる立場だからこそ模索する
── ところで、タイアップ動画の側面で最近の変化などあったら教えてください
(営業 さとう)
実施後に多くのクライアント企業様からの見られ方が変わったと感じた、ターニングポイントのようなタイアップ動画があるんです。昨年4月に実施したPING GOLFさんのウェッジのタイアップ案件でした。
(営業 さとう)
タイアップ案件ながらすごく再生された動画になって、これをきっかけに色々なクライアント企業様から一層のご期待をいただくようになりました。「UUUM GOLF」のポテンシャルを示すことができたと考えています。
── 再生回数につながった決め手は何だったんでしょう?
(営業 さとう)
この動画のレッスンは、ゴルフの「ライ角」(クラブを地面に置いたときのシャフトと地面にできる角度)についてですが、レッスン内容とタイアップ商材であるクラブの訴求ポイントがぴったり合ったという点がひとつ挙げられると思います。それと、サムネですよね?
(制作 はらだ)
はい、もちろん内容も関係するとは思いますが、やっぱり大きいのはサムネです。やっぱりサムネは重要です。内容が良くてもサムネで失敗すると再生されないというのは本当にあるので。
「UUUM GOLF」がゴルフチャンネルとして大きくなるに従って、各所でサムネが真似されるようになりました。似たようなサムネが増えて、どれが「UUUM GOLF」の動画かわからない状況になったんです。
それで「僕ららしいサムネって何だろう」という会話が生まれました。それがこのタイアップの少し前の時期だったと思います。そうやってチームで話し合って出した答えをそのまま活かしたらやっぱり伸びました。そういう背景を持った動画でもあるんです。
── ということは、新たに確立できた「UUUM GOLF」らしいサムネも、真似されるようになっていくということですか?
(制作 はらだ)
はい、まさに起きています(笑)新たなサムネができてそれが伸びるとまた追われるんです。追われて模索するという繰り返しになると思います。
── 確かに。常に追われるのも大変ですよね
(制作 はらだ)
なかなか大変です。追いかける方が楽でいいなって(笑)
より広くみんなが笑顔になれるイベントを作りたい
── 新たなイベントの取り組みもありますよね
(営業 かみお)
はい、昨年11月に初開催した「GOLF FES」もそのひとつですね。
「GOLF FES」は人気プロゴルファーやYouTubeクリエイター、芸能人、インフルエンサーが集い、ニアピントーナメントなどの企画を通じてファンの皆さんとの交流を楽しむというイベントです。
(営業 かみお)
「UUUM GOLF」はYouTubeに限らずゴルフ業界の真ん中にいたいという目標も持っています。オフラインイベントでも僕たちの力を発揮しようと、これまでもプロアマなどの大会を仕掛けてきました。
「GOLF FES」もその文脈で生まれた大会ですが、これまでとの違いは、より広く一般のゴルファーの方たちも楽しめる、みんなが笑顔になれるイベントを作ろうという意図があったんです。
(営業 さとう)
当日は大雨だったのに、100名以上のお客様が来場していただけたんですよ。
(営業かみお)
それに、ライブ配信は過去の色々な配信と比較してもかなり多くの方に見ていただけたので、今後は来場数につながると自信を持てました。
会社が考えたものをやるのではなく、自分たちで考えていく
──「UUUM GOLF」は2021年にUUUM GOLF株式会社として子会社化しました。そこに関して変化などはありましたか?
(営業 かみお)
これはUUUMでも子会社になってからも同じかもしれませんが、いい意味で自由度があると思っています。もちろん責任も増えますが、そこはこれまで経験した会社と比較しても、独特の面白さだと思っています。
(事業企画 なかみち)
そうですね、子会社化したことで、より事業をどう考えていくかをメンバー全員で考えるようになったと思います。会社が考えたものをやるのではなく、自分たちで考えていくという姿勢ですね。
(制作 はらだ)
動画制作の面では「UUUM GOLF」スタート以来、たぶん築比地さん(UUUM GOLF 代表取締役)のやり方だと思うんですが、みんなが思ったことをやって、良かったら良い、ダメだったらダメ、と評価しながらやってきました。そんな感じで本当に自由度が高いしチャレンジしやすい環境だと思います。
(事業企画 なかみち)
この2年ほどでいうと、他のゴルフチャンネルともコラボするようになったのは変化のひとつですね。新しいコンテンツやタイアップのお仕事が生まれました。
── では最後に目標をそれぞれ聞かせてもらいましょうか
(MC かえで)
「UUUM GOLF」は来期から色々と新しいことを始めていこうとしているので、そこで私も活躍したいと思っています。そして、100切り試験は絶対クリアして、もっとかえでが有名になれるように頑張ります!
(営業 かみお)
日本全国、世界のゴルファーの方たちが「UUUM GOLF」を通じてゴルフを楽しんでもらえるような会社でいたいですね。営業としても、商品を紹介するだけでなくゴルファーにとって有益な情報をしっかり伝えられるような仕事をしていきたいです。
(営業 さとう)
僕、ゴルフ歴が31年目なんです。それだけ長くできるスポーツですし、いつ始めても遅くはないんです。「UUUM GOLF」を通じて年配の方もゴルフを継続したり、若い方も「UUUM GOLF」がきっかけでゴルフを始めたり。そうやって「UUUM GOLF」を中心に広がるといいですよね。だから英語圏や中国語圏も目指したいと思っています。
(事業企画 なかみち)
新しいことを仕掛けていくのはこれまで通りですが、僕もその先には海外を意識したいと思っています。やっぱりゴルフの本場は海外ですし、そこに切り込んでいけるくらいのチャンネルになりたいですね。
(制作 はらだ)
僕は動画制作が主なので「UUUM GOLF」に続くチャンネルがどんどん出てくる中で、「UUUM GOLFだからこそやっぱり見たい」と思ってもらえるコンテンツを作り続けなければならないですよね。
その意味で、動画以外の分野でも「UUUM GOLF」を知ってもらうための新しい動きは必要だと思います。5年目のチャンネルとして、常に飽きられないような新しいものを作っていきたいです。
今回も読んでいただきありがとうございました。そしていつものお願いです。フォロー&スキ(ハート)をぜひー!