完売続出はよろこんでばかりもいられず、課題とも考えています ── UUUMグッズチーム座談会
こんにちは、UUUM noteです。UUUMクリエイターのファングッズやイベントグッズを担当するメンバーは、現在、グループ会社のP2C Studioに所属し、MDプロデュースグループとして取り組んでいます。今回はグッズチームから4名に集まってもらい、直近のお仕事やこれからについていろいろ聞きました。
流通形態がさまざまに広がっています
── 実はグッズチームの座談会、けっこう久しぶりなんですよね。今日はGM中野さんから声をかけてもらったメンバーに集まってもらいました。
(中野)
グループ全体ではいろんなクリエイターさんのグッズを担当していますが、その流通形態はさまざまに広がっているんですね。例えば、自社で作って、自社EC(MUUU)で販売するグッズもあれば、ライセンスアウトして外部企業さんが作って一般市場で流通するものもあります。さらには、自社で作って、営業担当を介して一般市場へ卸すということも始めています。
── こちらのイオンさんとのお取り組みも「自社で作って一般市場へ」の流通パターンのひとつですよね?
(中野)
そうです。ということで今回は、特に担当領域や流通パターンが広い3人に参加してもらおうと、そういう趣旨で声をかけたメンバーです。
みんなの気持ちが「東海オンエ屋」として結実
── では豊田君から担当のお仕事について教えてもらいましょうか
(豊田)
僕は「東海オンエア」のグッズを担当させてもらっています。東海オンエアの10周年イヤーということもあって、外部の企業さんとコラボするようなライセンスグッズも増えているんです。
(豊田)
さらに、昨年オンラインで実施した「一番くじ」が大好評だったことから、今度は11月にコンビニなどの実店舗でも実施が決まったんですよ!
── さて、直近でいうと「東海オンエ屋」ですよね!
(豊田)
"屋"ですよね!全員がやりたかったことと言っても過言ではないものでした。クリエイターさんから東海オンエア単体のPOP UP SHOPをやってみたいという声があがっていましたし、バディとしては、夏休みに岡崎に来る視聴者の皆さんに向けて観光スポットを増やしたいという思いもありました。そして、僕たちグッズチームは、ECやイベント以外でも、グッズをお客さんに直接見て、買ってもらいたい!と。そういったみんなの気持ちが、「東海オンエ屋」として結実したようなものです。
── やはり大盛況だったようですね!
(豊田)
おかげさまで本当にたくさんの方々にお越しいただけました。もとからある商業施設内のイベントとしてではなくて、イチから作り上げた路面店でしたので、建物の契約や店舗設営など、バディさんたちや上長たちに助けてもらって漕ぎ着けたという感じで、感慨深いです!
ファンの皆さんと歴史やストーリーを共有
(萩山)
複数クリエイターさんのグッズを担当していますが、フィッシャーズを担当させてもらうようになったのは、昨年22年秋のイベントグッズからです。その後、シルクさん個人チャンネルの 100万人、メインチャンネル800万人と、それぞれの記念グッズを担当しました。
(萩山)
「ロードシルク」100万人記念は、新アイコンのグラス、メインチャンネル800万人記念は、「宇宙服」ルームウェアを販売しました。それぞれクリエイターさんのアイデアからできたものですし、久しぶりのオリジナルグッズということもあって、クリエイターさんもファンのみなさんもすごく盛り上がってくれました。
(萩山)
さらに、ライセンスアウトの形で、FREAK'S STOREさんとコラボしたサウナグッズや、しまむらさんのコラボグッズも担当しました。かなり外部との取り組みは増えましたね!
ニーズを考えて一般流通で展開
(中川)
私は主にカラフルピーチの自社流通グッズやライセンスグッズを担当しています。やはり外部との取り組みが増えていますが、常にファンの皆さんに喜んでもらえる企画を意識しています。
(中川)
大手GMS(スーパーマーケット)さんや、全国の街の文房具屋さんにも流通するライセンス商品や、クレーンゲームなどのプライズ商品など、さまざまな流通形態の商品があります。
── 一般流通を幅広く仕掛けていくのは、ファンの年齢層的に親御さんに実店舗で買ってもらう方も多いという想定ですね?
(中川)
それはありますね!ファンの年齢層が若くて、クレジットカード決済できないことも多いので、できるだけECだけでなく一般流通での売り場展開を考えます。
アニメイトさんのオンリーショップの初日、視察に行かせていただきましたが、お客様がすごく喜んでくれて、AR撮影ブースで感極まって泣いちゃう方もいらっしゃるほどでした。
(中川)
この夏はいろんな施策を一気に打ち出すことで、からぴちを初めて知るという方々にもかなりリーチできたのではと思います。
そして「やりすぎず やらなすぎず」というバランスを探っているところなんです。
クリエイターやバディとの連携があってこそ
──さて、嬉しかったことをそれぞれ聞かせてください
(豊田)
やはり、直近一番頑張ったものですし「東海オンエ屋」ですね!
まず、クリエイターさんがやりたいことを叶えたいという思いがありましたし、何より、メンバー内でグッズ領域を担当するとしみつさんが「もっとこうした方がいいんじゃないか」とかなり前のめりに意見をくれたのは嬉しかったですね!
それに、僕らグッズチーム自身は地元とのつながりがなかった中で、クリエイターさんが何年も観光伝道師を務めてきて、バディも岡崎に常駐しているからこそ、という連携がとれました。店舗の物件も、それまでの名鉄さんとのお取り組みがあったからこそ、めちゃくちゃいい立地の建物を見つけられましたし。
── 積み重ねがあったからこそですね!
(豊田)
実は、人気すぎて混乱を招いてしまうのではという懸念の声も少し出ていたんです。でも、クリエイターからの呼びかけがファンの皆さんにしっかり届いて、落ち着いた運営ができました。ファンとのエンゲージメントの高さが岡崎の皆さんにも改めて伝わったのでは、と思っています。
── 萩山さんはどうです?
(萩山)
特に印象深いのは、フィッシャーズの豊洲イベントです。大型イベントは3年以上ぶり、前回は私が入社する前でした。この間にクリエイターさんも絶対に進化しているはずでしたし、どんなグッズがよいのかかなり迷いました。結果、相当大きな数量を準備していたんですが、完売して本当にうれしかったです。
やはり、親御さんと一緒に来場するお子さんや若い方々も多くて、イベント会場で直接購入したいというニーズは高いんですよね。
(萩山)
「迷言マフラータオル」は、クリエイターさんのアイデアが基になっていますし、ファンの皆さんもほしいと思っていただけるプロダクトがたくさん出せたのではないかと思います。
このイベントに限らず、今年はプロダクトがかなり多かったので、クリエイターさんの確認作業も大変だったと思います。バディの皆さんの協力で、スムーズに進められて本当にありがたかったです!
── 中川さん、からぴちグッズ関連でこれは!嬉しかった!といったことはありましたか?
(中川)
まず、全体としてここまで拡大できたことそのものがうれしいですね。
本当に多岐にわたる施策をやらせてもらいましたが、そのひとつとして、
ファミリーマートさんとのコラボではファミマプリントの大きな実績を作ることができました。そういった実績をもとに、お取り組みがさらに広がる流れが作れたと思っています。アニメイトさんのオンリーショップも大好評でしたし、本当にありがたいですね。
これからも拡大していきたいと思いますが、さきほども言ったように「やりすぎず やらなすぎず」といったバランスをしっかりと考えていかなければとも思うところです。
── 中野さん「やりすぎず やらなすぎず」はファングッズの大事なところですよね?
(中野)
そうですね、ファンの皆さんの年齢層が若いので、ある程度お財布事情を考慮した価格や販売回数にしています。クリエイターさんとも相談しますし、その点は意見が合致することが多いです。
一方で難しいと思っているのが、もしかしたら我々がお財布事情を考慮しすぎている可能性もあるということです。実はファンの皆さんは新しい商品をもっとたくさん買いたいのかもしれない。そこはこれからもよく検討の必要がありますし、グッズチームメンバーのみんなも試行錯誤していると思います。
完売続出はうれしいだけではない
── 最後にみなさん、今後の展望、野望、考えていること、なんでもどうぞ
(豊田)
担当している「東海オンエア」と関わって改めて思うのが、そのパワーはもちろんですが、それ以前にすっごく面白いしいい人。バディなど周りの人も本気で東海オンエアのことを考えているんです。
そこにプロダクトの面で、関わっていく上では、物を作るということだけで終わってしまわず、販路、見せ方まで含めてファンがよろこんでくれるような方法を提案していきたいですね。以前はいっぱいいっぱいでしたが、今は考える余裕が出てきたので、もっと考えていきたいです!
── 豊田くんといえば、今年「U-FES.2023」も担当しましたよね、U-FES.は出演クリエイター数も多くて本当に大変でしょう?
(豊田)
いやー本当にグッズグループ全体で取り組んだ感じです。僕が入社してから初めてのU-FES.だったので、みなさんに色々教えてもらいながら。
ハギちゃん(萩山)は日頃からたくさんのクリエイターさんを担当してるので、普段担当しているクリエイターさんの部分をやってもらったり。
中川さんのチームのみんなにも協力してもらいましたし。だから僕が忙しかったわけじゃなくて「みんなすげーなー」って思っている側でした。
── ほう、グッズグループの総力で!
(豊田)
結果、めちゃくちゃ完売続出。完売続出はもちろん嬉しい部分もありますが、数が読み切れていないという可能性もあって、僕にとっては両方の意味で捉えています。
(中野)
そうだよね、ほしい人たちに届いてない可能性もあるってことだからね。
(豊田)
そこがとても難しいところですね。
── そういえば、豊田くん新卒入社3年目ですよね?貫禄あってよく忘れちゃいますが
(豊田)
よく、中途入社の30代だと思われたりします(笑)ちなみにハギちゃんも新卒2年目ですよ。
── おお、新卒組大活躍!ということで2年目萩山さんはどうですか?
(萩山)
担当しているクリエイターさんやバディさんも、私の提案を前向きに受け止めてくれて、自分が熱量をかけた分だけクリエイターさん側も熱を持って発信してくれるのが嬉しいですよね。そういうお力を借りながらがんばっていきたいです。
それから、新しい取り組みとして、クリエイターさんと外部のクリエイターさんのコラボから何かプロダクトが展開できたらいいなと考えているところです。
── そして、中川さんどうでしょう?
(中川)
からぴちに関しては、来年2024年のプロダクトがほぼ決まりつつあるんですが、さらに僕としては、培ったノウハウを新たなIPでも応用して活かしていきたいと思っています。まだIP名までオープンにできないんですが絶賛取組中です!
── ではでは中野さんに締めてもらいましょうか
(中野)
今日のメンバーは主にトップのクリエイターのグッズを扱ってもらってますが、さっき中川君も言った通り、これからは新たなIPにこれまでの経験を展開していきたいところです。
もちろん、グッズチームが直接新しいコンテンツ、IPを獲得しにいくわけではないんですが、アンテナを張り巡らせることは必要だと思います。
外部だけでなく、まだまだUUUM所属クリエイターにも、グッズのニーズは隠れていると思うので、その部分も発掘していきたいですね。
── ありがとうございました!ひさしぶりのグッズチーム座談会、取り扱い数も、流通パターンもぐんっ!と広がって、みなさんの頑張りが結果になっているのを感じました。新たなIPでの展開なども楽しみです!
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