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:0209 24の「神話」からよむ宗教 感想

アニミズムからスパモン教までだいたいの神話がわかる!

宗教ではなく、「神話」が主体の本です。アニミズムは宗教とは言えないからです。宗教以前の神話からアンチ宗教の宗教(空飛ぶスパゲッティモンスター教)まで世界中の信仰について学べます。著者がどの「神話」にも疑ってかかっているので、リアリストな方にもおすすめです。

主人公に権威をもたせる型はストーリー構成に使えます!

ギリシャ神話の「天界の王権交代」を紹介します。

最初のボスA(ウラノス)には正統性がある。挑戦者B(クロノス)は実力を見せつけることができる。ただし簒奪者である彼の正当性に疑義が生ずる。その体制をひっくり返すC(ゼウス)は実力を見せつけつつ正当性を回復できる。というわけで、二度の交代劇は権力確定のドラマとして非常に安定しているわけだ。

P.79の4-8行目から引用し、一部補足。

ONE PIECEのガープ・ドラゴン・ルフィもこんな感じじゃないですか。親子孫で、人民のために戦う海軍・体制崩壊をねらって暗躍する革命軍・気のいい海賊ですからね。

ここから、特に気になった神話や宗教について調べてみませんか?


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