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:0198 #幻代詩アンソロジー Vol.2 感想
ひとつひとつの詩の感想を書きたいのですが、実生活が多忙なため文字数制限をしております。
表紙は高橋加代子(ねじ)さん!
幻代詩アンソロジーシリーズや聲℃の表紙を手掛けてくださっている高橋加代子(ねじ)さんの展示です!
— ライトバース出版(詩のNPO法人) (@rightversecom) April 19, 2024
遠くない方は是非! https://t.co/bplTjuD4CT
ギョロッとピンクの目玉の立体感が奇妙。まるで幻。「幻代詩」「Vol.2」はジャギーなフォントでRPGのようなワクワク感があります。
謎であり続けろ
「人類が言葉の先に進んでいけるような謎」を謎自体で表現するという試み、そこに詩の詩たる所以があると私は考えます。
わたしは「この単語はこんな意味だろうか」と推理するのが好きです。このアンソロジーは謎ばかり。わたしの『シロクマ交流記』は人類が先に進める謎になれたでしょうか。
うーんと、どれが好きかっていうと
表現者はみんなコレだいじ部門
撮るを撮らずして撮らずを撮る / August
余白にある美しい謎を捉えきれない。実践しないとその存在に気づけない。「みんな、みんな、確かな幻」で撮影者も被写体のようになる。
環境音のレイヤーがいっぱい部門
街の心臓 / 井上正行
テニスコートまでの街の案内で心臓以外の音も聞こえてくる。老婆たちの「舌」はセミのように煩そう。
欠落したなにかを何度でも想像できる部門
独劇上映 『カラス男』 / 佐藤幹夫
〈観察者A〉〈隻眼雨女〉〈観察者B〉の各セリフは敵味方がはっきりせずに「朝だけは本物」。「次の上映」って現実の映画だとどんな映画だろうか。