気持ちが悪い『若い人』という言葉
コロナ禍に入る前から違和感はありましたが、最近はよく耳にする言葉だと思います。
そして、耳にするたびに違和感がして、なんだか気持ちが悪いと思ってしまうのは私だけでしょうか?
最近で言うと、このネットニュースをTwitterのトレンドで見て思いました。
内容も最後まで読んでみました。ただ、最終的に何も根本を分かっていないのでは?という感じが最初の意見です。
別にテレビ番組制作はこうすべきとか、政治はこうあるべきとか、そういったことを記載するつもりはありません。
ただ、私が違和感を感じる理由を吐露したくなったので、冒頭の記事を用いながら、理由をあげたいと思います。
まず、私という人間
私は、27歳という年齢で会社員をしている物書きです。
大学卒業後、食品メーカーで約5年勤め、現在は大学の知識を生かして研究職として勤めています。
テレビ番組は朝のニュースを見る程度で、後の番組はほぼ見ておらず、娯楽としては、アマゾンプライムやYouTubeなどを楽しんでいます。
また、朝のニュースと記載しましたが、これはニュースが知りたいのではなく、朝の時間感覚としてつけているだけで、新しいニュースをテレビに求めているわけではありません。
そんな私の27歳という年齢は『若者』に入らないと考えています。
ただ、まだ職場でも若者扱いを受けるので、世間一般では『若者』のくくりに扱われるようです。
そのため、今回は世間で若者とレッテルを張られている私が受けた違和感を書いていきます。
違和感の原因① 若者への非難を煽っている
冒頭の記事も番組制作者の意図としては、お互い『歩み寄り』をしていこうみたいな内容なのかもしれません。
が、まず、若者だけが『コロナウイルス』の対策を怠っているわけではないですよね?と感じてしまいました。
こういうニュース、本当に多いですよね。
街に出ている人口の状況も、若者の街「渋谷」とよくわからないレッテルをつけて報道する。確かに、若者が多い可能性はあります。
ただ、なぜ高齢者の行動について報道されないのかと私は思ってしまいます。たまにカラオケで高齢者が集団感染したと報道がありますが、それ以上に若者の行動に時間を割くケースが多すぎる。
ほとんど対比がないのに、片方だけが取り上げられる。
これが、『若者』はコロナ禍なのに遊びに行くとか、ニュースを見ていないとか謎なレッテルに繋がっていると思います。
レッテルの話で思いまだしましたが、私も職場でこんな会話をしました。
職場の方「ゴールデンウィークはどうするの?」
私「どこにも行かずに、家で趣味を楽しみます」
職場の方「へえ、若いのに意外だなあ」
「え?」って最初は思いましたが、すぐに「ああ、ニュースって一定層以上にはやはり効果的なのか」という考えに至り、笑って流しました。
これだけのレッテルがすでに張られているのならば、「若者」という言葉が付くニュースへの関心はより強いでしょうし、視聴率などにもつながるのでしょうね。
人を叩くというのは、ストレスのはけ口としていいのでしょう。
Twitterなどでも散見されますし、人間全般が自分以外を攻撃することで自分を守っているのだと思います。
若い世代じゃないから、私たちはいいんだ。
若い世代は良くない。常に遊んでいて、コロナに感染しているかもしれない。
という思い込みを生み出しかねないと思います。
違和感の原因② 若者はランクが下という扱いを感じる
若者は、こう考えている。とりんたろー。さんが言っている場面がいくつかありました。(30代の人が話している時点で、若者とは?と思ってしまいますが、そこは、ちょっと見ないフリします)
出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210528/amp/k10013056501000.html?__twitter_impression=true
実際に記事の元になった番組を見たわけではないので、発言がすべて正しいものではないとは思いますが、「話聞いてます?」っていうすれ違いを感じてしまいました。
届かない若い世代(の声)というカッコ内の副題もあったのかなと思うほどでした。
私も少し異なるところはあるけれど、りんたろー。さんの意見は理解できます。緊急事態宣言を派出するにあたって、休業要請をする・しない問題ありました。
何の基準で分けられているかもよくわからなくて、とりあえず頼まれているだけだから、納得できないと言っているように思ったのですが……
本当に話したかったのかなあ?と思ってしまうくらい、「どうせ理解していないんでしょう?」っていう気持ちを感じてしまいました。
若い世代へのレッテルって思っている以上にあると思うんです。
テレビを見ない・ニュースを見ない=現実を見ていない
政治に興味がない
もっと勉強すべき
Twitterでコメント欄を読んでいたり、引用リツイートを軽く見ていたりするとこんな意見が拾えました。
たしかに今の若い子って、住んでいる世界が別世界だと思うんですよ。
テレビからしか情報を得ない人たちからすると、テレビ見ていないということは、上記のような意見になっても仕方がないかもしれません。
ただ、テレビを見ない理由ってあると思うんです。
Twitterのトレンドが次の日ニュースになっている場面ってここ5年くらいで多くなっているように感じます。
Twitterの方が早いんですよ。
しかも、テレビのニュースがTwitterと同程度のボリュームしか内容がない場合もあります。
そうなってくると、テレビわざわざ見なくても、Twitterみればいいやって思いませんか?
それに、報道を聞いていると「作為的な情報コントロール」を感じることが増えました。それならば、「NewsPicks」などのニュースアプリで多角的に情報を仕入れたり、海外のニュースを読みに行ったり、「Youtube」とかで気になっている趣味の情報を学んだりした方が有意義だと感じてしまうことが私は増えました。
海外のニュースから日本の現状を先に知ることだってあります。
インターネットが普及してからの時代は、本当に流れが速くて、私も10代の子たちと話していたら、知らないこといっぱいあって、すごい勉強になるなあと思ってことが多くありました。
価値観って人それぞれだから、若い世代のことをちゃんと見てよっていうつもりはないですけど、全部が全部あなたたちがあっているとは限らないって言いたいです。