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「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」
どうも、しま子です。今回は、東大卒でニートのしんめいPさん著の「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」を読了したので、感想を書いていこうと思います。
この本は、難読な東洋哲学を面白おかしく、そして分かりやすく解説した近年稀に見る珍本です。
東洋哲学を生み出したブッタをはじめとする7人の哲学者の教えや考え方を、ディズニーランドやひろゆき、婚活にまで例えて分かりやすく解説しています。
ここで、本書に出てくる7人の東洋哲学者の人物像を私なりの解釈で、一言で表そうと思います。
ブッタ:「自分とかないから」を見つけた生みの親
龍樹:仏教界のひろゆき。「この世はすべてフィクション、だから悩むな」
老子:「ありのままでいい」を貫いて草になったお坊さん
荘子:無職界のプリンス「空っぽでも俺は最強」
達磨:「言葉にならねぇ」を体現しすぎて壁と向き合った人
親鸞:「ダメな奴ほど救われる」おじさん
空海:欲を追求してもよし!陽キャの天才「密教」の生みの親
どうだろうか?だいたいこんな感じで、本書で紹介している哲学者の人物像をギュッとまとめてみました。あくまで私なりの解釈なのでご了承ください。
この本は、何かを成し遂げよみたいな自己啓発本とは異なり、いまある自分を超論理的に全肯定してくれる内容です。
具体的にいうと、以下のような人におすすめします。
自己肯定本を読みすぎて疲れた人
無職で思い悩んでいる人
忙しい現代社会で生きるのに疲れちゃった人
自分のことが好きになれない人
東洋哲学は、一見すると難しそうで実際に本書でも引用している内容もチンプンカンプンだが、しんめいP氏にかかれば一言で解読してくれるリズムの良さがあります。
各哲学者の人物像も含めてわかるので、親近感も湧きます。そして、東洋哲学に関わった偉人は意外にも無職やぶっ飛んだクレイジーな人が多いと知ることができるでしょう。
私は、この本を読んでなぜか自分という存在の価値が少しだけ上がった気がします。特に何もしてないのにです。
あなたも、東洋哲学を学んで少し生きづらさを解消してみませんか。