発達障害者の正義感について
どうも、しま子です。
先日、発達障害者の正義感についてツイートしたところ、思わぬ反響がありました。
今回は、発達障害の正義感の強さについて、語っていこうと思います。
発達障害者の正義感が強い理由
発達障害者の正義感の強さは、こだわりと白黒思考の2つからきています。
特に、ASD傾向が強い人はルールを重んじて行動することを好むので、正義感が生まれやすいです。そのため他人がルールを破ったり、非常識なことをしているのを目撃すると「許せない」という感情になります。
例えば、仕事で決められてるルールを同僚が忘れていて指摘しても軽い感じで「ごめんごめん」と謝られると「この人は、本当に反省しているのか?」とイライラしてしまうことはありませんか?
普通は、間違っていたら申し訳なさそうにするという、常識的な部分が欠けていても発達障害者はついイライラしてしまいます。
こういった、発達障害者の真面目な特性が正義感として表れてしまうと、生きづらさに直結してしまうのです。
相手が誰であろうと正義感を振りかざす
発達障害者は、自分が正しいと思ったら相手が社長であろうが上司であろうが、正義を貫きます。
定型発達であれば「まぁ上司がこう言ってるんだから、ここは従っておくか」と柔軟な対応や立場をわきまえた振る舞いができるでしょう。
しかし、発達障害者はたとえ自分より立場が上の人の発言であっても、納得できなければ従いません。従わないどころか、自分の正義感を振りかざして上司をガンガンに詰めます。
結果的にどうなるかというと、日本では大抵の場合左遷かクビです。超ラッキーな場合だと「物怖じせず自分の意見がいえるすげえヤツ」と評価されることもありますが、日本の組織だとただの空気が読めない痛いヤツで終わります。
正義には必ず悪が必要
正義のヒーロー裏には、必ず悪役が必要です。戦隊モノであれば明らかな悪者がいて、正義感の強い主人公が倒すという単純明快なストーリーで終われます。
しかし、現実の世界では悪と正義がはっきりと決められているわけではないので、発達障害者が振りかざしている正義感は、誰かにとっての悪になっているかもしれません。
正義感を振りかざすということは、同時に悪者を生み出して敵を自ら作ってしまうという行為でもあるので、要注意です。
時にはグレーでもいい
発達障害者の正義感の強さは、諸刃の剣です。間違っていることは間違っていると発言できる強さは素晴らしいですが、少なくとも日本の会社では従うことが求められます。
また、正義感は時に人や自分を苦しめる行為にもなるので、たまには「まぁいいか」と力を抜いてグレーでいることも大切です。