LD(学習障害)の辛さを当事者が語る
どうも、しま子です。
発達障害の一つであるLD(学習障害)は、知的障害の遅れがないのにも関わらず「読み・書き・計算」が極端にできない障害です。
今回は、このLDについて当事者である私の経験とともに語っていこうと思います。
LD(学習障害)とは?
LD(学習障害)とは、発達障害の一つでありASDとADHDの仲間です。発達障害はASDや学習障害単体ではなく併発していることがほとんどで、上の画像のように複数の要素が混ざっているのが特徴です。
LD(学習障害)の主な症状としては、以下の3つが挙げられます。
読字障害(ディスレクシア)・・・読むことに困難
書字障害(ディスグラフィア)・・・書くことに困難
算数障害(ディスカリキュア)・・・計算・推論に困難
上記の詳しい症状については、以下のサイトが参考になるので気になる人はチェックしてみてください。
算数障害の私の場合について
私は、読字・書字障害には問題なく、むしろWebライターをやれているくらいなので得意な分野でもあります。
国語や暗記ものに関しては、ノー勉強でも成績が良かったくらいです。
しかし、算数障害の私の場合、数学が壊滅的に苦手でそれによって全体の平均点を下げていました。
小学校低学年までは、九九を覚えたりするのに問題ありませんでした。おそらく九九は、暗記やリズムで覚える部分があるので乗り切れたのだと思います。
高学年になって、図形や難しい問題が出てくるようになると私のLD(学習障害)の症状は顕著になりました。
公式を使って問題を解くことができない、簡単な繰り上がり問題ができない、高校では赤点のオンパレードでどんなに数学に勉強の時間を割いても点数を上がることはありませんでした。
社会人になってからは、在庫管理の仕事を任されるようになって困りごとが増えるようになります。
数字と実際にある在庫の数が合わなかったり、数え間違いをすることが多く上司に叱責かれたり数の管理ができないことをからかわれたりしました。
今思うと上司の行為は、パワハラや障害者差別に該当しますが当時は、LD(学習障害)そのものの認知が低かったこともあり「計算なんてできて当たり前」という目で見られていたんだと思います。
現在では、Webライターとして基本的に文字だけを扱っているので、仕事上で困ることはありませんが、相変わらず請求書の計算は苦手です。
LD(学習障害)の対処法は?
LD(学習障害)の対処法は、診断・自覚・配慮の3つです。
ますは、自分がLDだと疑われる場合は、医師に相談して診断してもらいましょう。医師に診断してもらえることで、自分は甘えではなくLDだと自覚することもできますし、何が苦手なのかも理解できます。
次に、周囲へ自分がどんな配慮をも求めているのか伝えるのが大切です。
例えば、読むことに困難を抱える書字障害であれば、文字のマニュアルではなく絵や図解などで説明してもらったり、実演してもらって覚えるなどの配慮があります。
そして、私のようにLDが目立たない職種に就くというのも一つの方法です。
LDは、本人の努力ではどうしようもできない障害であるため、配慮や週の理解が欠かせません。
この記事を読んだ人には、少しでもLDの辛さを理解してもらい周りに「そうかもしれない」と思う人がいたら、私の上司のようにバカにせず話を聞いてあげてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?